国内外の噂系サイトで3月16日から3月22日までに出回った内容をまとめました。すでに完成しており、米マイクロソフト社の新CEOであるサティア・ナデラ氏に発表タイミングが委ねられていると噂だったiPad版Officeですが、同社が3月27日に開催するプレスイベントで発表されるようです。この噂を受けて、マイクロソフトの株価が上がったという話もありましたので、もう規定路線でしょうね。このiPad版Officeには、Word/Excel/PowerPoint/OneNoteが含まれるようです。ちなみに同社は先日、Mac版のOneNoteをリリースし、先行していたWindows版、そしてiPhone/Android版とともに無料で公開しています。
先週は盛りだくさんだったiPhone6の噂は今週は少なめですが、フォックスコン社に続いてペガトロン社もiPhone6の製造を開始するなど、次期モデルの製造が活発化していますね。その心臓部となるApple A8プロセッサーの製造も順調で、歩留まりが50%を超えているようです。Appleは9000万台の製造を計画しているといわれているので、今年こそは初期ロットが発売日当日にかなり在庫されるのではないかと。
気になるiPhone6の発売日ですが、いまから作っておいて発売は9月というのは遅すぎですし在庫コストもかさむので、夏前にリリースされるんじゃないでしょうか。噂では7月あたりと言われていますね。総務省の指導で国内のキャッシュバック攻勢は沈静化するかもしれませんが、各キャリアがiPhoneを軸とした猛烈なキャッシュバックを長期間続けていたのは、iPhone6の影が近寄っているからだったりして。
3/17 iPhone6では気圧や温度も計測可能?
MacRumors(外部サイト)によると、iPhone6は、気圧や温度、湿度を計測できるセンサーを搭載するとのこと。EMS Chinaのアナリストの情報です。このアナリストが、センサーを製造している大手企業の友人から聞いた話のようです。iPhoneの周辺機器としては、気温やCO2濃度などを計測できる「Netatmoウェザーステーション」(外部サイト)などがあります。こういった周辺機器の機能がiPhoneに取り込まれると、サードパーティー殺しの側面もありますが、ユーザーにとってはいろいろ便利になりますね。
3/17 iPhone6用基板を台湾メーカーが受注
EMSOne(外部サイト)によると、フレキシブル基板メーカーの台湾キャリアー・テック社がiPhone6用基板の製造を請け負うそうです。従来の請負先である台湾フレジウム社から奪取したようです。台湾の金融情報サイト「理財網」の情報です。
3/17 iOS 8の健康管理アプリでは呼吸数や酸素飽和度もわかる
9 to 5 Mac(外部サイト)によると、iOS 8に搭載されると噂の「Healthbook」アプリでは、心拍数/血圧/運動/呼吸数/酸素飽和度/血糖値/睡眠/体重——といった情報を管理できるそうです。アプリのUIは、Passbookのように項目別のカード形式になるようです。すべての項目がウェアラブルデバイスであるiWatchから取得できるかどうかは不明のようですが、iPhoneがここまで進化するともう手放せないですね。
3/17 マイクロソフトが3月27にOffice for iPadを発表へ
The Verge(外部サイト)によると、米マイクロソフト社は3月27日にプレスイベントを開催するとのこと。クラウドとモバイルに特化したイベントになる見込みで、ここでiPad用のOfficeをリリースするのではないかと噂されています。先週の噂でiPad版Officeはすでにリリースできる状態になっており、新CEOのサティア・ナデラ氏の意向次第といわれていました。
3/17 iPad版Officeの画像が流出
MacRumors(外部サイト)によると、iPad版のOfficeが動作している写真が流出しているそうです。写真をみると、トップ画面からWord/Excel/PowerPoint/OneNoteのいずれかを選んで使えるようです。個人的には別々のアプリにするんじゃないとかと思ってましたが、統合アプリになるんでしょうか。流出画像はただのOffice Onileへの入り口となるアプリのような感じですね。
3/18 ペガトロンもiPhone6を製造開始!
EMSOne(外部サイト)によると、iPhone5cの組み立てで知られる台湾ペガトロン社が中国の上海と昆山でiPhone6を製造するそうです。台湾の経済紙「工商時報」の情報です。なお、同社はApple製品の専用工場として新設したと噂される江蘇省昆山工場で、最近人員の募集を開始していたそうです。ペガトロンまでiPhone6となると、iPhone5cやその後継機は製造されないかもしれませんね。
3/18 Appleが従業員向けにOS X 10.9.3を配布
9 to 5 Mac(外部サイト)によると、Appleは従業員向けにOS X 10.9.3とiTunes 11.1.6ベータを配布したそうです。OS X 10.9.3のビルド番号は13D19です。このことから正式リリースが近いのではないかと噂されています。10.9.3の目玉といえば、4KモニターでRetina表示が可能なる機能が知られています。となると、4K対応のThunderbolt Displayがいよいよ登場するのでしょうか。さらに気になるのはiTunesのベータ版も一緒に配布されている点です。もしかすると、iTunesと同期する何か、つまり新しいiOSデバイスの発売が近づいているのかもしれませんね。
3/18 Appleが開発者向けにSafari 7.0.3を配布
9 to 5 Mac(外部サイト)によると、Appleが開発者にOS X Mavericks用のSafari 7.0.3と、Mountain Lion用のSafari 6.1.3をリリースしたそうです。フォーカスエリアは、ウェブサイトの互換性、プッシュ通知、ログイン時のオートフィル機能、クレジットカードのオートフィル機能、機能拡張の互換性となっています。
3/19 iPad mini用パネルでシャープへの受注が激減
EMSOne(外部サイト)によると、AppleはiPad mini用の液晶パネルのサプライヤーチェーンへの発注を大幅に見直したそうです。その結果、以前の噂では全体の4割程度を供給していたシャープ(株)への発注が大幅に減ったほか、台湾AUO社は発注先リストからも外れたそうです。一方、韓国サムスン電子社が受注数を大きく伸ばすようです。IGZOよりもAMOLEDなんですかね。
3/19 フォックスコンの中国工場の貿易額は中国2位!
EMSOne(外部サイト)によると、台湾フォックスコン社の中国・鄭州工場が、中国全体の貿易輸出額のランキングで2位に入ったそうです。1位は、石油会社である中国石化社だそうです。石油会社に続く貿易額とは凄いですね。
3/20 チャイナ・モバイルが100万人のiPhoneユーザーを獲得
MacRumors(外部サイト)によると、世界最大の通信キャリアである中国チャイナ・モバイル社は、2月に100万人のiPhoneユーザーを獲得したそうです。4G通信が可能なユーザーは134万人だそうで、その中の100万人がiPhoneユーザーということになります。
3/20 Appleが開発者にOS X 10.9.3などをリリース
9 to 5 Mac(外部サイト)によると、Appleは開発者サイトでOS X 10.9.3のビルド番号13D21と、iTunes 11.1.6ベータを配布したとのこと。3月18日に従業員に配布されたものと同じビルド/バージョンのようですね。やはり何かが出そうな雰囲気。
3/20 ソニーのジョブズ映画、主人公はクリスチャン・ベール
MacRumors(外部サイト)によると、米ソニー・ピクチャーズ社が制作予定のスティーブ・ジョブズの映画で、ジョブズ役がクリスチャン・ベールに決まるかもしれないそうです。監督はデヴィッド・フィンチャー氏になり、今年末までにクランクインするようです。クリスチャン・ベールは、「バットマン ビギンズ」でバットマン/ブルース・ウェイン役、「ターミネーター4」でジョン・コナー役を務めた俳優です。デヴィッド・フィンチャー氏は、「エイリアン3」「セブン」「ソーシャル・ネットワーク」などの監督ですね。
3/20 TSMCのApple A8製造は超順調
EMSOne(外部サイト)によると、台湾TSMC社が製造しているApple A8プロセッサーは、直近の歩留まりが50%を上回ったそうです。アップルが同社に求めていた歩留まりは30〜40%だそうで、それを超えてますね。Apple A8は20nmプロセスで製造され、iPhone6などに搭載される予定です。仏BNPパリバ銀行の最新リポートだそうです。
3/21 iPhone6のジャイロスコープの供給元が決定?
EMSOne(外部サイト)によると、iPhone6に搭載予定のジャイロスコープの一部を米インベンセンス社が受注する可能性が高まっているそうです。同社が受注に成功すると、パートナー企業である台湾のリングセン社、ASE社、KYEC社などがAppleからパッケージングとテスティングの受注を受けることになるかもしれないそうです。
3/21 Android向けのiTunes Storeを準備中?
9 to 5 Mac(外部サイト)によると、AppleがAndroid向けの「iTunes Store」アプリの提供を計画中とのこと。音楽ダウンロードの売上が低下していることからのテコ入れの一貫だそうです。iPhoneだけでなくAndroidまで含めると端末の数は相当なものになるので、音楽レーベルとの交渉もさらにやりやすくなるかもしれませんね。この話が本当なら、Appleは戦略をガラっと変えることになりますが。iTunes Storeだけで終わらず、iOSのライセンスまでいっちゃうと面白いですけどね。今やれば、Mac OSのライセンスの時のような失敗はないと思うんですが。
3/21 MacBook Airは間もなくリリース?
MacRumors(外部サイト)によると、MacBook Airは間もなくアップデートされるとのこと。MacBook Proについては9月ごろになるそうです。噂されている12インチのMacBookについては、空冷ファンを搭載しないほか、メカニカルスイッチのないトラックパッドが採用されるそうです。このMacBookが、AirなのかProなのかは記載されていないようです。Mac miniとMac Proを除く現行モデルMacが搭載するCPUはHaswellですが、その後継となるHaswell Refreshはデスクトップ版は4月、モバイル版は5月以降、ウルトラブック版は7月以降という噂です。MacBook Airはウルトラブック版のCPUを搭載するでしょうから、早くても7月になるのではないかと。MacBook Proについては、Haswell Refreshをスキップして年末もしくは年明けにリリースされるBroadwellの採用になる可能性もあると思われます。
さて、好評発売中のMacPeople 4月号では、Macintosh30周年特集第2弾として、Macintosh PortableやPowerBookなど歴代ノート型Macをたっぷり紹介しています。そのほか、2014年知っておきたい最新テクノロジー解説、Googleサービス使いこなし術、MacやiPhone/iOSのトラブル解決技など、じっくり楽しんでいただけること間違いなしです。
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またMacPeople 3月号では、Macintosh 30周年を記念した特集記事を組んでいます。初代Macintoshのさまざな写真はもちろん、SE、SE/30、Color ClassicなどのコンパクトMac、Macintosh IIやIIci、IIsi、IIfx、LC475などのセパレート型Macの驚愕のテクノロジーをひも解いていきます。もちろん、68K MacだけでなくPowerPC搭載のiMacやPower Mac、インテルCPU搭載マシンを含む一体型、デスクトップ型すべてです。そして第2特集では、最新のMac Proを詳しく紹介。この2つの特集記事だけで80ページ以上もありますよ!
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