週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

ホリエモンのコレいいかも! 第43回 ゴキブリをリモート操作できる実験キット

2014年03月14日 10時00分更新

文● 堀江貴文 構成●杉原光徳(ミドルマン) 編集●相川 イラスト●桜玉吉

ホリエモンのコレいいかも!

*ゴキブリが苦手な方はご注意ください。

 

 ちょっと気持ち悪くも感じるけど、ものすごく画期的なデジタルガジェットを紹介してみたい。オンラインで99.99ドルで買える、ゴキブリをサイボーグ化するキットである。
 これだけ聞くと複雑な装置に感じるが、その値段が示しているとおり、実はそんなこともない。
 セットの内容は、電極(予備用に3個入り)と基板で構成されているだけのもの。アメリカ国内なら、別売りでゴキブリも購入可能だ。

 問題なのは、コレをゴキブリに装着すること。どちらかと言うと、その手術を行なうのが、結構な手間なのである

ホリエモンのコレいいかも!

 実際にやってみたが、まずゴキブリを氷水で冷やして麻酔する。その後、まず頭の部分を紙ヤスリで磨き、そこに瞬間接着剤でアタッチメントを取り付け、電極を取り付ける。ワイヤーを神経の部分に入れて、アロンアルファでくっつける。あとは2本の触覚を途中で切って、中空部分に細いワイヤーを突っ込む。この作業がかなり難しい。マイクロサージェリー用の顕微鏡がないと厳しいかもしれない。そこも瞬間接着剤でくっつける。そして基板をアタッチメントにつければ作業は完了。

 あとは、1日休ませてから、スマホアプリでリモートコントロールするだけである。ちなみに私たちが使ったゴキブリは、マダガスカルオオゴキブリという種類。羽根もないし大きいのでオペしやすい。しかし、こんなプロダクトが、開発からすぐにネットで入手できるようになるなんて、ほんとスゴイ時代だよな……。

 
■今週のガジェット■

RoboRoach

ホリエモンのコレいいかも!

 学生が神経技術や電子工学を学ぶための実験用ツール。刺激をあたえることにより、ゴキブリをコントロールできる。実験後は再手術で、生体を解放可能。

ホリエモンのコレいいかも!

↑リモートコントロールには、専用の無料アプリ『BYB Remote』をダウンロードする。iOS/Andorid用。

発売 Bacyard Brains(関連サイト)
直販価格 99.99ドル(約1万円)

■今週の近況■

楽天のViber買収ってどうなの?

 まあ、楽天もこのままだとECがジリ貧なので、たとえば電子書籍や電子マネー、ネット金融などに進出していっているわけだ。しかし、やっぱり2番手3番手で、改善スピードも最大手に追い付いていないので微妙な感じがする。
 Viberも無料通話というより、これからはメッセンジャーとしてのばしていくことが大事だと思われる。LINEのようなスタンプやゲームアプリへの誘導などができるといいとは思うが、実行できるのだろうか?

※この連載は週刊アスキー2014年3/25(3月11日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。


●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』

週刊アスキー
Amazonで購入は表紙をクリック

週刊アスキーはNewsstandでも配信中!
Newsstand 電子雑誌をダウンロード

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります