リクルートライフスタイルとSquareがサービスの業務を一部提携
リクルートライフスタイルとSquareが3月5日都内で共同記者会見を行ない、POSレジアプリ『Airレジ』とモバイル決済サービス『Square』の決済業務を提携することを発表しました。システムの連携は3月下旬より。この提携により、AirレジでSquareリーダーによるクレジットカードの決済が可能になります。
無料POSレジAirレジでカード決済が可能に
Airレジは、リクルートライフスタイルが2013年11月19日にサービスを開始した、タブレットやスマホ向けのレジアプリ。
今回、ユーザーからの要望としてカード決済のニーズが多かったこともあり、同じくお店と顧客とのコミュニケーションを支援するSquareとの業務提携となったとのことです。
これから、Airレジを入れた端末にSquareリーダーを取り付ければ、カード決済も利用できます。その際には別途Squareのアカウント申請も必要になります。
Airレジは3万アカウントを突破
Airレジは現在3万アカウントを突破。最大の特徴はサービスの初期費用や月額利用料が無料であること。また、システムとしてもレジ業務のほか、売り上げ管理や現在の席状況、顧客の滞在時間などの確認ができるなど優れています。
Squareはジャック・ドーシー創業の決済サービス
いっぽうのSquareはサンフランシスコ発祥で2013年5月に日本に上陸したモバイル決済サービスです。創業者のひとりはTwitterの共同創業者でもあるジャック・ドーシーであることも業界から注目を集めました。
都心部を中心に全国で使われているSquare
日本でのSquare分布図。昨年の日本上陸以来順調にユーザーを伸ばしているとのこと。都心部のニーズはもちろん高く、それ以外の地域でも、例えば外国人の観光客が多い白馬のスキーエリアでは50件以上も導入店があると、Squareのカントリーマネージャー水野博商氏は述べました。
AirレジにSquareリーダーを装着
実際にAirレジを立ち上げているiPadです。イヤホンジャックにはSquareリーダーを装着。
iPad上でスムーズにカード決済
このようにクレジットカードをSquareリーダーにとおして、カード決済が可能になりました。カード決済に必要な署名は、従来のSquareと同じでiPad上にタッチしてサインします。Airレジで行なったカード決済の売上は、現金の売上と区別してAirレジのシステムで管理されるので、売上分析が可能です。
来年の3月には10万アカウントを目指す
↑左はSquareの水野氏。右はリクルートライフスタイルの代表取締役 北村吉弘氏。
北村氏は今後、まず2万台のiPad AirとSquareリーダーをセットで店舗に配布し、Airレジの普及を進めると語りました。来年の3月には10万アカウントを目指すとのこと。
モバイルレジサービスは他社の『ユビレジ』、『スマレジ』などがありますが、Airレジの最大の魅力は月額料金が無料という点。Squareとの提携でカード決済ができるようになったことは、まさに鬼に金棒と言えるでしょう。
●関連サイト
リクルートライフスタイル
Square
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