Macの電源を入れてもちゃんと起動しない。「マシンが壊れた!」と慌てる前に、いくつかのテストをしてみよう。原因の特定と対処法がわかれば、次回のトラブル時にすばやく復帰させられる。それでも解決しない場合、OSの再インストールを試してみよう。
マシンの電源を入れても起動してくれない場合、起動音が正常に鳴っていれば、システムに問題が発生した可能性が高い。純正のドライバーや機能拡張だけを読み込む「セーフモード」で起動するなら、原因はサードパーティー製アプリかエクステンションのどれかなので、ひとつずつ戻していけばトラブルの原因を特定できる。
↑起動時に「shift」キーを押しておくと、純正のドライバーソフトやエクステンションしか読み込まない「セーフモード」になる。
セーフモードでも起動しない場合は、システムファイルが壊れている可能性が高い。システムを再インストールしよう。復旧ボリュームがない場合は、外付けディスクをインストールディスクにしておくと、いざというときに役立つ。Mavericksはインストールディスクの作成方法が面倒なので、しっかり覚えておこう。
↑Mavericksのインストーラーを「アプリケーション」フォルダーにコピーしておく。また、インストールディスクにするUSBメモリーを差しておこう。
↑ターミナルを起動して「sudo sudo /Applications/Install OS X Mavericks.app/Contents/Resources/createinstallmedia --applicationpath /Applications/Install OS X Mavericks.app --volume /Volumes/[ボリューム名]」と入力する。
※はバックスラッシュに置き換える
※最後の[ボリューム名]はインストール先のUSBメモリーなどの名前
その他のMacのトラブルをまとめたのが、MacPeople4月号(2月28日発売)。システムやストレージ、ネットワークやセキュリティーなど、いざというときのために読んでおきたい対処法を解説しました。
iOSのトラブルも収録しているので、iPhoneのキャリアメールの設定から、アプリの挙動がおかしいときやiPhoneが起動しないときなど、こちらも保存しておきたいマニュアルです。
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その他、ノートタイプのMacを全紹介するPowerBook/MacBookヒストリーや、Apple製品に採用されたパーツのテクノロジー解説、次々とアップデートされるGoogleサービスの最新情報と活用法など、今月も束厚ありすぎでお届けします。
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