私がいうのは違和感があるかもしれませんが、Windows XPは2001年10月にリリースされ、2014年の4月にサポートが終了します。マイクロソフトは、なんと12年半もXPをサポートし続けてきたんですね。サービスパックなどの大規模なアップデートはあったものの、OS基本設計はそのままでこれだけの長期間使われ続けたOSは過去にはありませんね。
しかも4月9日のOSサポート終了後も、マイクロソフト製のウイルス対策ソフト『Microsoft Security Essentials』については、ウイルス定義ファイルを2015年7月14日まで提供するという、かなり手厚いサポートです。OS Xの場合はリリースから3年ぐらいでサポートは打ち切られてしまいますからね。
とはいえ、そろそろOSやマシンを乗り換える時期は迫っています。ここでは、サポート終了後にXPを使い続けると最悪どういうことが発生するのか、マシンの乗り換え前に知っておきたい情報を紹介していきます。
そもそもサポート終了していったい何が困るの?
サポート終了後は、新たに発見されたセキュリティーホールなどの対策プログラムが配信されない。個人情報がダダ漏れになり、PCが勝手に乗っ取られて犯罪に悪用される恐れも。特に会社で使い続けるのは非常に危険な行為だと心得よう。WindowsとOffficeのサポート終了日は以下のとおりだ。
主要サービスのサポート終了日 | |
Windows XP | 2014年4月9日 |
Office 2003 | 2014年4月9日 |
Windows Vista | 2017年4月11日 |
Office 2007 | 2017年10月10日 |
Windows 7 | 2020年1月14日 |
最新環境への乗り換えは割り引きサービスが断然お得
マイクロソフトはPCメーカーなどと連動して、さまざまなキャンペーンを実施中だ。『カンタンすぎる最新パソコン、買うなら今でしょ!』サイトでお得な情報をチェックしよう(外部サイト)。
Windows 8.1を搭載する最新PCに買い換えるなら、やはりメーカーやショップのキャンペーンモデルが狙い目。本体価格が安いだけでなく、CPUやメモリーなどのアップグレードや周辺機器などの割り引き、保証期間の延長など、多くの特典が用意されている。限定モデルは早めに売り切れる可能性が高いので、オススメモデルをこまめにチェックするといい。
データ移行サービスパックがある!
マウスコンピューターは、全製品に引っ越しソフトを無償添付。ウィンドウズ転送ツールが非対応の8.1でも、安心してデータの引っ越しができる。なお、このツールを単体で購入する場合は、価格は3090円だ。
バッファローは、AOSテクノロシーズ「ファイナルパソコンデータ引越し9 Plus」という移行ツールが付属したUSB3.0接続のHDDを販売してい。価格は1TBモデルで1万4800円。
富士通では、同社のPCを対象に設定やデータをクラウド経由で移行するサービスを提供中。容量100GBまで最大2ヵ月間無料で利用可能だ。
さて、2月10日発売の週刊アスキー3/18増刊号(艦これ付録つき)では、ここで紹介した内容だけでなく、いま使っているマシンをWindows 8.1に移行する方法や、メールなどの重要なデータを移行する方法など、XPからの乗り換えユーザーが必ず覚えておきたい情報が満載です。
このほか“タブレットで外出先でのファイル編集”、“自宅ではタブレットをパソコン化してドキュメント編集”、“SkyDriveのオフィスサプリを使う”、“スマホでエクセルやワードのファイルを表示”などタブレットやスマホでMSオフィスを使いこなすための特集『Office2013最強活用術』を掲載しています。新しいビジネスのカタチを模索している人はぜひ参考にしてみてください。
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