ちまたで電子タバコが密かなブームとなっている。一時期はタバコの形状そっくりの電子タバコなんかも出回っていたみたいだが、今回紹介するのはJTが発売した電子タバコ『プルーム』。今まで国内で出回っていた電子タバコとはひと味違う。
ケース入りで、万年筆かと見まがうごとくかっこいいスマートなガジェットなのである。
私は非喫煙者で、何回かシガレットや葉巻を吸ったことがあるという程度だが、さっそく試しに使ってみた。
本体はUSBによる充電式で、タバコのカートリッジを詰め込み電源を入れて使うという簡単さ。なんでも、アメリカのベンチャー企業が開発したものらしく、アメリカなどではニコチン液をそのまま蒸気化して吸う感じなのだが、日本では医薬品とみなされるためカートリッジにはタバコの葉っぱが入っている。“パイプたばこ”として財務省の認可を受けている。つまり、刻みたばこ扱いになり、税率がシガレットよりも低いのだ。
カートリッジの銘柄もJTらしく、『メビウス』など既存のものがあり、パッケージはひとつあたり460円。12カートリッジ入りで、1カートリッジで10分間ほど吸えるようになっている。通常のタバコにして2〜3本ぶんくらいなので、経済的に少しだけお得なようだ。また、癌の原因になるタールがほぼ入っていないので、タバコをやめられない人にはオススメ。
これ、ドラッグデリバリーシステムにも応用できそう。ビジネスになるかも……!?
■今週のガジェット■
『プルーム』
新しいタバコを楽しむ"RETHINK TOBACCO"をコンセプトとした、電気型加熱タバコ。マウスピースをはずし、本体に『たばこポッド』を挿しこんで使用する。
↑専用のポッドは『メビウス』や『ルガーノ』など、全7銘柄。携帯用ケースやUSBの充電スタンドなどのアクセサリーも用意されている。
発売 JT(関連サイト)
直販価格 3500円
※本体のみ、別途専用ポッド(460円、12カートリッジ入り)が必要。
■今週の近況■
オバマ大統領がプログラミングを語る
昨年12月に公開されたメッセージで、アメリカのオバマ大統領は全国民に向けてプログラミングの大切さを語った。こんなこと、日本の首相は絶対言わないだろうな……。っていうか、プログラミングが何たるかわかってんのかな?
なんか“文系にはプログラミングできない、理系だけの仕事”とか思い込んでいるのかな……? 実際、一人一人がプログラミングをちょっとでもできるようになるだけで世の中ってもっと便利になるんだけどなぁ……。
※この連載は週刊アスキー2014年1/21号(1月6日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』
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