プロじゃない人の購入意欲まで刺激してしまうAppleの新世代デスクトップマシン『Mac Pro』。MacPeople編集部ではいち早く実機をゲットし、簡単なベンチマークテストも実施しました。
オンラインのApple StoreでMac Proを購入する場合、キモになるのがCTOオプションです。メモリーや内蔵SSDの容量は標準スペックのままでいいのかどうか、悩ましいところですよね。
12コアのCPUが激高い
Apple Store(外部サイト)では購入シミュレーションができるので、さっそくやってみましょう。ストアのトップ画面から「Macストア」→「Mac Pro」と進んでいくと、下位モデル(4コア)と上位モデル(6コア)の2タイプをベースにして、CPUやGPU、メモリーといったパーツをアップグレードできます。これがCTOオプションです。
CTOオプションにはパーツによって複数の選択肢があり、当然ながらハイスペックのものを選ぶほど追加コストがかかります。新Mac Proの場合はCPUがべらぼうに高価で、8コアはプラス22万円、12コアだとプラス38万5000円。
CPUを12コアにするだけで、Mac Proがあと1台買えるくらいの価格になるのです。いくらサーバー向けのCPUだからって、ちょっと高すぎる気がしますが、必要な人は買うのでしょうね。ちなみに編集部周辺でヒアリングしたところ、2名のライターさんが8コアモデルを注文したそうです。12コアを購入したという猛者からの報告はいまだありません。
同じスペックなのに1円の差が出る
このCTOオプションでCPU、GPU、メモリー、SSDをすべて最高スペックにした場合、それだけで合計金額は100万円オーバーとなります。モニターやキーボード、マウスを入れないでこの価格です。恐ろしい。ちなみに、ベースが4コアモデルでも6コアモデルでもカスタマイズ可能な最高スペックは同じで、12コアのCPU、64GBのメモリー、1TBのSSD、デュアルAMD FirePro D700──となります。
ただし不思議なことに、4コアモデルをベースにした場合の合計金額が103万1400円なのに対し、6コアモデルがベースだと103万1399円となるのです(上図)。たったの1円とはいえ、まったく同じスペックなのに差が出るのは不思議ですね。ちなみにこの現象、MacBook Pro RetinaのCTOオプションでも起こります。
さて、好評発売中のMacPeople 2月号では、こうしたCTOオプションを含めた新Mac Proの賢い買い方について、巻頭で特集しております。新Mac Proがどんなポテンシャルを秘めたマシンで、購入時にはどういう点に気をつけたらいいのか。ぜひお手に取って参考にしていただければ幸いです。
|
ほかにも、第1特集「Mavericks搭載MacBookで作る最強Windowsマシン」ではMacBookシリーズをWindows 8マシンとして使う方法を紹介。OS XとWindowsの両刀遣いの人や、WindowsからMacへの乗り換え組みの人向けのテクニックも満載です。そのほか、iPhoneデベロッパーへのアンケートやインタビューに基づく第2特集、MacやiOSデバイスのセキュリティーに関する第3特集など、なんと8本もの特集を掲載。お買い得感満載の1冊となっております。
また、Newsstand版を申し込めば、新型Mac Proの最速ベンチマークや分解写真の号外速報記事として読めますよ!
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります