これから始める！iPhoneプログラミング入門｜Mac

2014年01月04日 18時00分更新

　みなさん、こんばんは。MacPeople編集部、元編集長の吉田でございます。さて、今回はiPhoneのアプリをこれから開発しようと考えている皆さんへの耳より情報をお届けします。

　iOSアプリの開発を始めるのになくてはならない情報は、すべてAppleの開発者向けサイトの中の「iOS Dev Center」（外部サイト）あります。ここには、iOSアプリ開発に関する技術情報の閲覧、ツールの入手、事務的な手続きなど、不可欠なすべての機能が網羅されているので、まずはチェックしてみましょう。

すべての情報が集まる「iOS Dev Center」
　「iOS Dev Center」の主要な機能は、「Development Resources」（開発リソース）と「iOS Developer Program」（iOS開発者プログラム）の2つに分かれています。このうち開発リソースは、大別して「Documentation and Videos」（ドキュメントとビデオ）、「Featured Content」（特集記事）、「Downloads」（ダウンロード）の3つに細分化しています。もちろん、最も重要なのは「ドキュメントとビデオ」です。

　この中は、さらに「iOS Developer Library」（iOS開発ライブラリ）と「Development Videos」（開発ビデオ）に分類されています。iOS開発ライブラリには、iOSアプリ開発に関してアップルが公式に発行しているすべてのドキュメントが含まれています。その数は膨大ですが、さまざまな視点から分類したり、検索したりして、目的のドキュメントを見つけられるでしょう。これらのドキュメントの大半は、iOS Dev Centerにログインしていない「ゲスト」の状態でも閲覧可能です。

　開発ビデオは、主にWWDCのセッションの様子を記録したビデオで、これも膨大な量がアップされています。視聴するには、iTunes Storeなどで利用しているApple IDを使って、少なくとも「Apple Developer」として登録し、サインインする必要がありますが、「Apple Developer」の登録までなら無料です。テキスト中心のドキュメントだけでなく、ビデオも含め、技術情報のほとんどは、iOSが大きくアップデートされる際の先行情報などを除いて無償で入手できるのです。

　「iOS Dev Center」では、iOSアプリ開発に関して、アップルが正式に公開しているすべての情報にアクセスできます。iOSのアプリ開発中は、このページを常に開いておくことになるでしょう。

iOS Developer Program
ほとんどが有料の｢iOS Developer Program｣のメンバー用のページ。アプリを実機で動かす、AppStoreに登録して公開するための手続きが可能です。

Featured Content
新着の記事、あるテーマに沿って集められた記事、そのほか重要な記事を集めた「特集」ドキュメント。

iOS Developer Library
iOSアプリ開発に関する技術的な公式ドキュメントは、ここからアクセスできます。

Development Videos
過去のWWDCセッションなど記録したビデオを無料で視聴できます。公式ドキュメントにはないノウハウも公開されているので要チェックです。

Downloads
iOSアプリ開発に必要なツール類をダウンロードできます。現行バージョンのXcodeに関しては、App Storeからダウンロードできます。

　絶賛発売中のMacPeople 2月号では、実際にiPhoneアプリを開発するために必須の統合開発環境である「Xcode」の使い方はもちろん、TableViewなどの基本UIの設計方法、MapKitやCore ImageなどのiPhoneアプリで使える注目APIを使ったプログラミングまで、なんと30ページ超の特大ボリュームでお届けします。これを読めば、iPhoneプログラミングの基礎を学べるはずです。もちろん、誌面で紹介したサンプルプログラムはプロジェクトファイルをダウンロード可能ですよ！

　そのほか、2月号では長めの年末年始休暇を楽しく過ごしていただくため、特集記事をなんと8本用意しました。ついに登場した新Mac Pro速報、iPhoneアプリ開発者100人アンケート、MacとiOSのセキュリティー、SIMロックフリーiPhoneの買い方と活用法、Wi-Fi機能でiPhoneと一緒に使えるカメラ、Mac＆iOSのハイレゾ化、iOSアプリ開発の基礎——ともりもり盛りだくさんです！ご