Nexus7やNexus10ユーザーのみなさま、新年あけましておめでとうございます。Android4.4こと“KitKat”にはもうアップデートされましたでしょうか。
「アプデが来たら、即実行(のち即記事化)」がモットーの週アス編集部ですが、一般的なお話として、やはりアップデートには不安がつきものです。
KitKatといえばOSの設計を見直し、RAMの使用量を抑えられており、512MBのRAMを搭載する端末でも問題なく動くと、発表時にAndroid公式ブログにて解説されています(外部サイト)。
このように省RAM設計など、さまざまな点が改善・強化されたKitKatですが従来の端末はアプデすることによって、その恩恵を受けることができるのか各種ベンチマークアプリで確認してみました。
比較対象は、現在日本で使えるKitKat端末であるNexus5、Nexus7(2013)、Nexus7(2012)、Nexus10をピックアップ(少し前に発売されたNexus4もアプデ対象です)。
ベンチマークはそれぞれ平均値で、Nexus5とNexus7(2013)に関してはKitKatアプデによって利用可能な新ランタイム“ART”(開発者向け)に切り替えた場合でも実行しました。
●Geekbench 3
CPUベンチマークアプリの最新版。各端末の最高の処理性能を評価するため、マルチスレッドのテスト結果を採用。バージョンの違いによる差はほとんど見られませんが、ランタイムの違いで性能差がハッキリ出ました。ART変更による性能の向上は十分期待できそう。
●Peacekeeper
ブラウザー(Chrome)のJavascript実効性能を評価します。Nexus7(2012)ではやや差が大きいですが、そのほかはほとんど差が見られません。OSやランタイムの違いによるブラウザー性能差は少ないようです。
●3D Mark(Ice Storm Unlimited)
Androidではゲームも広く利用されており、3D描画能力の高さも無視できない存在です。結果、OSの違いではKitKatでわずかに下がっているのに対し、ARTでは性能が向上する傾向が見られます。ゲームなどはARTで快適度が向上する可能性は大きいと思われます。
ベンチマークで比べてみた結果を言えば、KitKatにアップデートしても処理が重くなるなどということはほぼないということでした。機能が増えたり、不具合が修正されることを考えればやはりアプデは必要です。非対応アプリやサービスなどを確認した上で、2014年はKitKatで快適なスマホ・タブレットライフを送りましょう。
●関連サイト
Android.com KitKat紹介ページ
なお、現在発売中の『週刊アスキー1/7-14合併号(No.961)』(関連記事)ではKitKat攻略の特集を掲載しています。注目の新機能やARTのメリット・デメリットなど詳しく解説していますので、ぜひお買い求めください!
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