週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

アップルが新型Mac Proのすべてを発表、そして発売へ

2013年12月18日 22時43分更新

 WWDC 2013での発表されて以来、その特徴的なデザインでいじられ続けてきたアップルのニュー『Mac Pro』。とうとう入手できる日がやってまいりました。

アップルが新型Mac Proの詳細を発表、そして発売へ

↑基本構成はクアッドコアが31万8800円、6コアが41万8800円から。お財布レディーな方は、ポチれるようになるまで全裸待機しましょう(風邪引かないように)。

──以下、アップルから届きましたプレスリリース全文でございます。

すべてを一新したMac Pro、明日より受注開始

 2013年12月18日、 Appleは本日、すべてを一新したMac Proの注文を12月19日(木)から受け付けることを発表しました。内外共に一新された新しいMac Proは最新のIntel Xeonプロセッサ、デュアルワークステーションクラスのデュアルGPU、PCIeベースのフラッシュストレージ、そして超高速のECCメモリを特長としています。

 革新的な、統合統一されたサーマルコアを中心にデザインされた新しいMac Proは、かつてない高性能を全高わずか25.1センチ9.9インチ、容積にして前世代の8分の1のアルミニウム製筐体の中に詰め込んでいます。Mac Proは、TurboBoost使用時に最大3.9 GHzのスピードで動作する4コア、6コア、8コアまたは12コアのIntel Xeonプロセッサ、そして前世代のMac Proと比較して最大8倍*のグラフィック性能を発揮する2基のワークステーションクラスのAMD FireProGPUを搭載しています。PCIeベースのフラッシュストレージは従来型デスクトップ用ハードディスクドライブと比較して最大10倍高速のシーケンシャルリード速度を実現、またECC DDR3は新しいMac Proに最大60GBpsのメモリ帯域幅を提供し、フル解像度4Kビデオをシームレスに編集しながら、同時にバックグラウンドでエフェクトのレンダリングをすることを可能にします。6基ものThunderbolt 2 ポートを搭載し、それぞれがデバイス当り最大20Gbps の帯域幅を持っているため、最新の4Kディスプレイを含む最大36基の高性能の周辺機器を接続できるなど、新しいMac Proは デスクトップコンピュータの拡張性を完全に再定義します。

【価格と販売について】
 Mac Proの販売価格は、Turbo Boost使用時に最大3.9 GHzで動作する3.7 GHzクアッドコアIntel Xeon E5プロセッサ、それぞれに2GBのVRAMを備えたデュアルAMD FirePro D300 GPU、12GBのメモリ、そして256GBのPCIeベースのフラッシュストレージを搭載したモデルが318,800円から、Turbo Boost使用時に最大3.9GHzで動作する3.5 GHz 6コアIntel Xeon E5プロセッサ、それぞれに3GBのVRAMを備えたデュアルAMD FirePro D500 GPU、16GBのメモリ、そして256GBのPCIeベースフラッシュストレージを搭載したモデルが418,800円からとなっています。またCTO(受注構成)オプションとして、より高速の8コアまたは12コアのIntelXeon E5プロセッサ、6GBのVRAMを備えたAMD FirePro D700 GPU、最大64GBのメモリ、そして最大1TBのPCIeベースのフラッシュストレージなどを選択することができます。これ以外の技術仕様、CTOオプションそしてアクセサリーについては、http://www.apple.com/jp/mac-pro/をご覧ください。

 すべてを一新したMac Proは12月19日(木)より、Apple Online Store (www.apple.com)、直営店のApple Store、そして一部のApple製品取扱販売店を通じてご注文いただくことができます。

 *テストは2013年10月に、量産前のMac Pro(1TBのフラッシュストレージおよびAMD FirePro D700グラフィックス搭載の12コア2.7 GHzモデルユニット)と市販モデルのMac Pro(512GBの SSDおよびATI Radeon HD 5870グラフィックス搭載の12コア3.06 GHzモデルユニット)を用いてAppleが実施しました。

 公約通りとはいえ、2013年も残すところわずかというタイミングで、もの凄いモンスターマシンが発売となりました。IT業界にとっても実にめまぐるしい1年でしたね。もちろん、編集部では最上位モデルをソッコーGETし、ベンチ含むレビューをお届けする予定でございます。どうぞ、ご期待ください。

 

──すっかり目が覚めてしまった方、過去記事でおさらいはいかが?

新型Mac Proは円筒形で超小型 年内発売予定

New Mac Pro

 WWDC 2013において、アップルは新型Mac Proの告知を行ないました。従来より非常にコンパクトになるようです。スペックに関しては具体的な型番などは語られませんでした。発売は年内を予定しており、価格は未定です。

記事はこちら

 

新Mac Proは50万円超え?勝手に価格を予想してみた

WWDC 2013 Mac Pro

 今回のWWDCは、新型MacBook Airは新たに802.11ac無線LANやHaswell世代のCore i5/i7を採用するなど、順当な進化で、正直サプライズ要素が少なかったと思います。その一方で、編集部一同どよめいたのが新型Mac Pro。

 クリエイティブ作業に特化したプロ用の編集マシンなので、Xeon×2の大きなマザーボードを収納するフルタワーサイズが従来の大きさで、長らくその形は変わることがありませんでした。それが今回はなんと円筒形で、高さ9.9インチ(約25.1センチ)、幅6.6インチ(約16.7センチ)とミドルタワーよりも小さくなったというのですから、注目が集めるのは無理もありません。でも、やっぱりお高いんでしょう?

記事はこちら

 

Mac Pro実機写真レポート——間違いなく歴史に残るワークステーションだ

円筒形デザインが特徴のMacPro

 WWDC2013の基調講演で発表されたハードのうち、唯一、実機が見られたMacPro。“Sneak Peek”、つまりこっそり公開ということで、価格などの詳細は明らかにはなっていない。こちらの記事(関連リンク)では、判明しているパーツから価格を逆算して、相当に高価なものになるのではないか?という予測を立てている。

 会場での披露は、ハンズオンではなくあくまで実機展示のみ。それでも、とてもコンピューターとは思えない質感、G4 CUBEを思わせるような縦吸排気レイアウト、異様にコンパクトにまとまった実装などが感じられるはずだ。

記事はこちら

 

これが新型Mac Proのアーキテクチャーだ! 内部構造を分析|Mac

●新Mac Proのアーキテクチャー
130612_moro_macpro
現行Mac Proはデュアルプロセッサー構成モデルが存在するが、新しいMac Proの最上位モデルは12コアのシングルプロセッサーのようだ。またグラフィックス機能は世代交代と同時に大幅に強化され、インターフェースもすべて最新のものに刷新された

 WWDC2013で大きな注目を浴びた新しいMac Pro。今年の後半に発売される予定のこの製品には、未知の部分も多い。ここでは、いまPC業界に出回っている情報を総合し、可能な限り正確なMac Proのアーキテクチャーとその性能を推し量ってみたい。

記事はこちら

 

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります