iPad Air MD788J/A
●アップル(関連サイト)
●実売価格 5万1800円前後
■親指が画面にかかっても操作可能
↑iOS7は親指を検知してスクロール操作などを正しく行なえるようタッチを補正。
■グラフィック性能が従来機種をぶっちぎり
↑3DMarkのIce Stormで最も負荷のかかるUnlimitedでのテストでも60fpsを維持。物理演算のみ26fpsと第4世代に近い性能だが、アクション性の高いゲームで快適と言える操作ができた。
デザインを一新し剛性と手触りの良さを実現
9.7インチの画面を持ちながら、重量469グラムと大幅に軽くなったアップルのタブレット。第2~4世代のあいだでほぼ同一だったデザインも刷新し、iPad miniに近い形状となった。薄さは7.5ミリで、iPhone5sより0.1ミリほど少ない。実際に手に持ってみると、その変化を大きく実感できる。アルミ製のユニボディー構造の恩恵もあって、剛性は高く、端を持ってもしならない。また、Airはダイヤモンドカットのエッジ処理が施され、長時間手に持っても接合部が気にならない。
外装を見てわかる機能の変化としては、ステレオスピーカーの採用があげられる。底面に2つのスピーカーが集中しているため、画面いっぱいに動画を表示した状態ではステレオ感を得られないのが惜しい。ほかにはSiriなど音声入力時に効くノイズキャンセリング用のマイク穴が設けられている。
WiFiのみのモデルと、WiFi+セルラーの2種類あるが、頻繁に外に持ち出すという人以外は、わずかに軽く低価格なWiFiモデルを選びたい。外出時は、スマホのテザリングを利用するのがオススメだ。
処理性能&バッテリーともに大幅に向上
演算性能は第4世代のiPadに比べ、約80%向上。64ビットのA7を採用したことにより、処理性能は大きく向上している。クロック周波数は公開されていないが、『SystemStatus』で確認すると1.4GHzと、従来機より200MHzアップ。同一のCPUを搭載したiPhone5sと比べても100MHzほど上がっている。メモリー容量は1GBとなっていた。
スクロールなどUIの挙動は従来と同様の滑らかさ。『インフィニティ・ブレード3』といった高負荷のゲームでも処理落ちすることなく動作するなど性能向上を実感できる。
特筆すべきは、バッテリーの持続時間の長さ。軽量化・薄型化を果たしながら、従来モデルにくらべ最も長時間の動作を認できた。
SPEC
液晶ディスプレー 9.7インチIPS液晶(2048×1536ドット、264dpi)
CPU A7(1.4GHz)+M7モーションコプロセッサー
ストレージ 16GB
通信機能 802.11a/b/g/n、Bluetooth4.0
カメラ 500万画素(インカメラ:120万画素)
インターフェース Lightningコネクター、3.5mmステレオヘッドホンミニジャック
バッテリー駆動時間 約10時間(公称値)
サイズ/重量 169.5(W)×7.5(D)×240(H)mm/469g
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