10月末に突如発表された(関連記事)NVIDIAの『GeForce GTX780Ti』の詳細が早くも発表された。GTX770以下はGTX680などで採用されていたGK104コアのブラッシュアップ版であったが、GTX780Tiは、TITANやGTX780と同じくGK110コアを採用している。
GPU名 | GTX780Ti | GTX TITAN | GTX780 |
---|---|---|---|
コア名 | GK110 | GK110 | GK110 |
製造プロセス | 28nm | 28nm | 28nm |
SP数 | 2880基 | 2688基 | 2304基 |
コアクロック(ブースト時) | 875MHz/928MHz | 837MHz/876MHz | 863MHz/900MHz |
メモリー転送レート | 7000MHz相当 | 6008MHz相当 | 6008MHz相当 |
メモリータイプ | 3GB GDDR5 | 6GB GDDR5 | 3GB GDDR5 |
メモリーバス幅 | 384bit | 384bit | 384bit |
TDP | 250W | 250W | 250W |
補助電源 | 8ピン+6ピン | 8ピン+6ピン | 8ピン+6ピン |
※検証環境は、CPU:Core i5-4670K(3.4GHz)、マザーボード:ASUS『Z87 GRYPHON』(Intel Z87)、メモリー:PC12800 DDR3 8GB×4、ストレージ:インテル『SSD 335 240GB』、電源ユニット:850W(80PLUS GOLD)、OS:Windows8.1 Pro(64ビット)、ドライバー:GeForce 331.70(GTX780Ti)、GeForce 326.80 beta(GTX TITAN、GTX780)、Catalyst 13.11 BetaV8(R9 290)、Catalyst 13.11 Beta V5(R9 290X)
●GTX TITANより多いシェーダープロセス数どおりの結果
発売されたばかりのハイエンド『R9 290X』をきっちり上回ってくる性能で現状で最強の性能であることは間違いない。RADEON得意の3DMarkでも上回った。
●最近の傾向は消費電力は気にしない?
SP数の増加イコール消費電力の増加、ということでTITANから激増しR9 290Xすら超えてしまった。
●R9 290Xの7万円にどこまで近づけるのか
ライバルR9 290Xが、実売価格約7万円(発表時549ドル)で日本国内での発売を開始した。GTX780Tiは米国発表時で699ドルとなっている。価格差がどの程度つくのかが見ものだが、米国でGTX780Tiの発売に合わせて、GTX780を499ドル、GTX770は329ドルへ価格改定しているので、日本でも適用されればGTX780が狙い目になるのかもしれない。
■関連サイト
NVIDIA
(11月8日訂正)初出時、“GTX760Tiは米国発表時で699ドル”とありましたが、正しくはGTX780Tiの価格です。お詫びして訂正いたします。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります