LINE株式会社は2013年7-9月期の業績を開示しました。
無料メッセアプリ『LINE』事業の売上はネット計上99億円。(ネット計上=アプリストアに支払う手数料を除いた金額のうち、開発会社との契約に基づいて会社が受け取る金額の計上)。
従来のグロス計上で換算した場合は156億円。
LINE事業の売上はグロス計上で156億円
↑左側から2013年1-3月期の売上、2013年4-6月期の売上、今回発表になった2013年度7-9月期の売上を示します。
LINE事業の売上は156億円ということで、4-6期の98億5000万円と比較して約1.6倍に増。2011年6月にサービスが開始されて、2012年から2013念にかけて目覚ましくユーザー数と売上を伸ばしてきたLINEが順調に成長し続けていることがわかります。
売上の構成比率は以下になります。
●ゲーム課金:約60%
(約93億6000万円)
●スタンプ課金:約20%
(約31億2000万円)
●その他(公式アカウント・スポンサードスタンプ等):20%
(約31億2000万円)
ゲーム課金の比重は今年の4-6月期の売上構成比で約53%だったので少し増えています。『LINE GAME』が好調であることがわかります。LINE GAMEは現在総計39タイトルを展開。今後も引き続き主要なタイトルの言語対応を進めグローバルでローカライズを行なっていくとのこと。
リリース文で森川社長はこのようにコメントを発表しています。
LINE株式会社 社代表取締役社長 森川亮のコメント
発表の通り、売上については、ゲームやスタンプなどのユーザー課金を中心に堅調に伸びています。加えて、広告事業においても『LINE Free Coin』などの新サービスが高い評価を得ており、ユーザー課金と広告収入の双方がバランス良く成長しています。一方で、LINEはまだ投資フェーズにあり、収益性よりも既存ユーザーの更なる満足度向上に向けたサービス品質の改善に注力しながら、新サービス・新機能の開発や、新規ユーザー拡大に向けたマーケティング活動への投資などを積極的に行っていきます。
LINEは、目標としていた世界3億ユーザーの獲得を、年内に無理なく達成できる見込みですが、グローバルプラットフォームとしての更なる成長を目指し、今後も様々な取り組みに挑戦し続けていきます。
LINEは現在、世界2億8,000万人のユーザー。3億人ユーザーはまさしく目前です。前期に引き続き事業成長がわかる業績発表でした。グローバル規模の巨大なコミュニケーションアプリとなったLINEが、プラットフォームをいかして今後さらにどう展開していくかに期待が高まります。
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2013年7-9月期、業績についてのお知らせ
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