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タブレット部門:『AQUOS PAD SH-08E』

2013年11月12日 13時00分更新

AQUOS PAD SH-08E
メーカー:シャープ

AQUOS PAD SH-08E

 7インチの“全部入り”モデル。最大の特徴は、フルHDを超えるWUXGA解像度のIGZO液晶パネルを採用したディスプレー。これまで登場してきた7インチタブレットとは一線を画す、高精細かつ高コントラストな仕上がりで、電子書籍やウェブなどの細かな文字なども見やすく表示できる。そして、フルセグとワンセグ、NOTTVに対応し、すべてで録画が可能と、日本人のニーズにあったテレビ機能になっている。フルセグで映画を見ると、安価なテレビでは潰れてしまうような暗所のグラデーションなどもしっかりと表現している。ストレージは標準で32GBを搭載するうえ、最大64GBまで対応のマイクロSDカードスロットも装備するため、フルセグ番組の撮り溜めにも安心だ。

 基本性能では1.7GHz動作のクアッドコアCPUが強力。Tegra3搭載機とあえて負荷の高い動画変換で比較してみたところ、1.7倍ほど速く完了した。機能満載でも本体は小型軽量で、とくにベゼルが実測で6ミリと狭く、全幅も107ミリと細いため女性でも持ちやすい。してみて印象的なのが、ペン入力に対応したメモアプリ『書ノート』。機能的には流行の画面クリップ&手書きメモだが、7インチの大画面で滑らかに書けるため操作性は良好。カメラにも力が入っており、ほかの7インチタブレットだと“メモ代わり”に使えるレベルだが、リア側が810万画素の裏面照射型CMOSを搭載するなど、画質的にも最近のスマホレベルの高さとなっている。ただし高性能な防水モデルの宿命か発熱にはデリケートで、猛暑日の屋外使用時は、発熱によって画面輝度が落ちるという警告メッセージが表示される場合もあった。

 7インチタブレットのなかでは、性能や液晶の品質がずば抜けており、モバイル回線が必要なら決定版といえる出来だ。

AQUOS PAD SH-08E

■おもなスペック
ディスプレー: 7.0インチ液晶(1200×1920ドット)
CPU:APQ8064T(1.7GHz、クアッドコア)
カメラ:約810万画素
搭載機能:11ac○、おサイフ×、防水○
バッテリー容量:4200mAh
サイズ/重量:107(W)×9.9(D)×190(H)mm/288g

■関連サイト
製品ページ

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