Macの各モデルの世代交代が進み、Haswell搭載機がブイブイ言わせています。Mac miniが置き去りなのが気がかりですが……。近々Macを買おうと思っている人のために、各モデルの内部構造(アーキテクチャー)を見ていきましょう。
iMac
上の写真は、iMacの27インチモデルのロジックボード。全モデルがクアッドコアのCore i5プロセッサーを搭載しており、27/21.5インチの上位モデルはCTOオプションでより高性能なCore i7を選択可能です。
27インチモデルは4基のメモリースロットを装備しており、最大32GBを搭載可能。一方21.5インチは、スロット2基で最大容量は16GB。また、27インチはユーザーによるメモリーの交換・増設が容易なのに対し、21.5インチは内部にアクセスしにくくメモリーの交換・増設が困難という違いがあります。
MacBook Air
上の写真は、MacBook Airの13インチモデルのロジックボードです。GPU機能とチップセット機能を統合したプロセッサー「Core i5-4250U」を採用しているため、部品点数が少なく極めてシンプルな構造になっています。
メインメモリーにはLPDDR3 SDRAMを採用。このメモリーは動作電圧が1.2Vと、前モデルのDDR3L SDRAM(動作電圧1.35V)よりさらに消費電力が少ないのが特徴です。
Mac Pro
12月発売予定のMac Proはまだ実物の写真はありません。上の図は、Mac Proのアーキテクチャーの模式図です。Mac Proはサーバー向けのCPUである「Xeon E5」プロセッサーを採用しており、ほかのMacとはかなり仕様が異なります。
標準で4コアもしくは6コアのCPUを搭載。CTOオプションで12コアを選べます。チップセットは独立した「Intel 8 PCH」を採用。USB 3.0やLANポート、Wi-Fiなどの各種インターフェースをこのチップでコントロールします。
さらにすごいのが、デュアルGPUが標準のマシンであること。「AMD FirePro D300」または「同D500」をそれぞれ2基搭載し、各GPUに容量2GBまたは3GBのビデオメモリーを搭載。2テラFLOPS超の演算性能を誇る、まさにモンスター級のマシンです。
MacBook Pro Retina
上は、15インチMacBook Pro Retinaの上位モデルのアーキテクチャー模式図。このモデルのみ、標準で独立GPUを備えています。15インチの下位モデルはCPU内蔵の描画機能「Iris Pro Graphics」を、13インチはワンランク下の「Iris Graphics」を採用することで差別化しています。
なお、13インチモデルは基本構造は15インチモデルに準じますが、CPUや描画機能、ストレージ容量などの各スペックが15インチよりもワンランク低いイメージです。
MacPeople 12月号で特盛り解説!
絶讃発売中のMacPeople 12月号では、第1特集でこれら現行Macの内部構造をより詳しく解説しています。各モデルのアーキテクチャーの違いを知ることで、自分が買うべきモデルが自ずと絞られてくるはずです。近々Macを買おうかなと思っている人は、ぜひとも参考にしてみてください。
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さらに12月号では、最新OS Xである「Mavericks」ついて150ページ以上にわたって徹底解説しています。また巻頭特集では、iPhone 5s/5cに続いていま最もホットなモバイルデバイスであるiPad AirやiPad mini Retinaにズームイン。厚みも先月号に引き続き、通常号の倍! お腹いっぱいになれる1冊です。
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