『LIFEBOOK SH90/M』
●富士通(関連サイト)
実売価格 19万円前後
超高精細液晶を搭載
2560×1440ドット |
1920×1080ドット |
↑2560×1440ドットの高精細液晶で、フルHDと比べても文字の輪郭がくっきりと出ていた。
交換ベイに多数のオプション
↑バッテリーや500GBのHDDを用意。カバーのみの場合、重量は1.48キロになる。
駆動時間は公称の半分以下だがモバイルで上位クラス
↑無線LAN接続でウェブ巡回をしたところ約7時間33分、マルチベイ用拡張バッテリーを装着した場合では11時間6分と、どちらも公称駆動時間の半分以下となったが実用性は十分だ。
WQHD液晶採用で作業効率が大きく向上
13.3インチのビジネス向けモデルがフルモデルチェンジ。ウルトラブックに匹敵する薄型ボディーや、200kgfの天板加圧試験をクリアする優れた堅牢性はそのままに、2560×1440ドット対応の超高解像度IGZO液晶を新採用。フルHDの約1.7倍の表示領域があり、エクセルの全画面表示では多数のセルを一度に表示して効率良く作業できる。複数ウインドーを整列するオリジナルのユーティリティーソフトもあり、重なることなく十分な作業領域を確保できるのもうれしい。ドット感がない高dpi液晶での写真レタッチ作業など、液晶品質の向上を生かした作業にも向くため、ビジネス以外のユーザーにも魅力的な製品だ。
新たにタッチパネルを搭載したり、本体の幅と奥行きがじゃっかん大きくなった影響で、重量は1.6キロを切る程度と200グラム以上重くなっているのは気になる。ウルトラブックの台頭もあり、実際に手にすると、ずっしり重く感じるのも事実だ。それでも、20ミリを切る薄さを維持している点など、携帯性が損なわれたとは感じないつくりとなっている。
長時間駆動モバイルにもプレゼン機にも変化
従来モデルは標準電圧版コアi5で、新モデルではウルトラブックと同じ省電力版コアi5を採用なので、スペックダウンにも見える。しかし、厚みのぶん薄型UBより発熱の影響による性能低下が少なかった。
この重量や厚みと引き替えに、唯一無二の特長といえる『モバイル・マルチベイ』を搭載している。標準はDVDドライブで、オプションで駆動時間重視ならバッテリーを、容量重視ならHDDを、といったように機能を入れ替えられる。モバイルプロジェクターは9万円前後とやや割高だが、実際に投影してみると少人数の会議室で暗くすれば、1メートルの距離から30インチぐらいのサイズで表示するぶんには十分使えるレベル。ビジネスに必要な機能をカバーできる最強のモバイルだ。
SPEC
CPU Core i5-4200U(1.6GHz、最大2.6GHz)
液晶ディスプレー 13.3インチIGZO(2560×1440ドット、10点タッチ、221dpi)
メモリー PC12800 DDR3L SDRAM 4GB(最大10GB)
ストレージ ハイブリッドHDD 500GB
通信機能 802.11a/b/g/n、Bluetooth4.0
インターフェース USB3.0×3、ギガビットLAN、HDMI、D-Sub15ピン、SDXCカードスロットなど
バッテリー駆動時間 約21時間(公称)
サイズ/重量 319(W)×215(D)×19.8(H)mm/約1.59kg(光学ドライブ搭載時)
OS Windows8.1(64ビット)
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