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いま、変えるべきルールが3つある――同志社大学大学院教授 浜矩子

2013年11月12日 11時25分更新

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 同志社大学大学院ビジネス研究科教授、エコノミストの浜矩子さんに、「大切にしている自分ルール」や「ルールについての考え方」をお聞きしました。

 

 「変えるべきルール」とは、どんなルールでしょうか。

 世の中には、変えないほうがいいルールというのも結構あると思います。
 人間同士、エチケットをもって付き合っていきましょうとか、そういう基礎的ルールはやっぱり守られるべきだと思いますが、変えるべきルールというのはたくさんあると思います。
 それはどのようなルールであるか。

 変えるべきルールとは、1に、人々の手足を縛るルール。2に、人々の魂を腐らせるルール。そして3に、人々の頭をお休み状態にするルール。
 手足を縛られ、魂が腐り、そして頭の中がカラッポになってしまったら、人間は創造的なことは何もできません。人の痛みを感じることもできません。そんなところに人々を追いやっていくルールというのは、すべて完璧に、今、変えるべきだろうと思います。

 人間をゾンビ状態にするようなルールというのは、全部粉砕すべきだと、そういうふうに思うところでございます。

 

浜矩子(はまのりこ)

同志社大学大学院ビジネス研究科教授。
1952年生まれ。一橋大学経済学部卒業。三菱総合研究所ロンドン駐在員事務所長、同研究所主任研究員を経て、2002年より現職。専門はマクロ経済分析、国際経済。『「アベノミクス」の真相』(中経出版)、『「通貨」を知れば世界が読める』(PHPビジネス新書)、『新・国富論』(文春新書)、『超入門・グローバル経済』(NHK出版新書)など著書多数。

■関連サイト

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