アップルは本日10月17日より、日本において一部のiOSアプリの改訂(事実上の値上げ)を実施します。
これは開発者宛のメールからわかったものです。為替の変動により、アップルのレートが1ドル=85円から1ドル=100円に変更されたことによる影響で、実は6月の終わりごろから100円のアプリは出始めていました。5月にはiPadの価格がひっそりと値上げされたのも記憶に新しいかもしれません(関連記事)。しかし、アプリの価格改定はアプリ開発者に委ねられていたので、基本的には新しく発表されるアプリしか影響を受けませんでした。
今回の値上げにより、今までのレートで価格を登録していたアプリは新しいレートによる価格に一斉に変更されることになります。また今後、アプリ内課金にも影響が出るかもしれません(パズドラの魔法石が1個100円になるなど)。
価格の変更時刻は公表されていませんが、アメリカの時間で日付が変わる、本日の夕方ごろと予想されます。欲しかった有料アプリがある人は、今のうちに購入しておいたほうがいいかもしれませんね。
なお、今回の措置はiOSアプリだけですが、Mac App Storeのアプリの値上げが行なわれることも十分、あり得るでしょう。すると気になるのは、今月末に発売が噂されている『OS X Mavericks』。2011年に発売された『Lion』、2012年に発売された『Mountain Lion』は円高の影響もあり、日本だとなんとなくお得な価格でゲットできましたが、その感覚でいくとMavericksの価格は(レート改定後の価格で発表されると)少々割り高に感じることになるかもしれません。
【2013年10月17日15時10分追記】
価格が下がるケースも想定されるため、タイトルほか文中の一部表現を調整しました。
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