数年前から日本にも登場した「クラウドソーシング」。仕事を依頼するクライアントと、仕事を探している人をサイト上でマッチングさせるサービスで、すべてオンライン上で連絡が完結するのが特徴。この1年ほどで、ユーザーが急激に増え、クライアント数もうなぎ上りになっている。地方や海外に住んでいても東京の会社の仕事が受けられ、在宅で仕事ができるのが魅力だ。
おすすめ2大マッチングサイト
●70もの仕事ジャンルに対応する老舗サイト
ランサーズ(外部サイト)
サポートが厚く初心者向け案件も多数
2008年の黎明期からいちはやくクラウドソーシングサービスをスタート。現在では年収800万円超のユーザーも抱える大手サイト。
「違法な依頼などがないか、専任のサポートチームで監視を行なう一方で、ユーザーに対しても本人確認をはじめ、機密保持や電話確認などを設け、信頼度を上げている」という。現在は70ものカテゴリーの仕事があり、初心者にもオススメだ。
●1年で急成長中の注目サイト
クラウドワークス(外部サイト)
行政と連携し地方活性化にも注力
後発ながらユーザー6万人超の人気を誇る。サイトの使いやすさには定評があり、初めて依頼する際に希望の条件を細かく設定できる点も○。
震災後の福島県南相馬市と提携し、現地で仕事の講座を行なうなど、地方在住者に向けての支援にも積極的。8月から新たに、デザインやアプリ開発のスキルアップ講座を無料で受講できる“クラウドワークスアカデミー”を開講している。
月10万円稼いでいるユーザーを直撃
岡山県在住
20代
ウェブ・エンジニア
タケユー・ウェブさん
安定した品質の成果物を納めることができる
2008年の終わりごろにフリーで仕事を始め、ちょうどランサーズというサービスが開始されたのを知り、おもしろそうだと思ってすぐに登録しました。クラウドソーシングの利点は、自分のもっているスキルセットや興味のある技術、現在の人的リソースにあわせて仕事を選べる点です。空いた時間を有効に使うことができるし、安定した品質の成果物を納めることができると思います。
また、Lancersのプロフィールページを名刺やホームページ上で紹介していると、過去の実績などが評価され、声をかけて頂いたことが何度もありました。フリーになって最初のうちは実績もなくなかなか受注が難しいので、その点でも助かりました。
「エスクロー」決済(発注側があらかじめクラウドソーシングサイトに報酬を預けておく仕組み)も大きなメリットのひとつです。仕事をしていると支払いを渋られたり、踏み倒されるケースがまれにあるので、前払いや手付金をお願いしたりすることが多いのですが、この仕組みによって安心して受注することができます。
ただ、問題点もあって、よく言われていることですが、全体的に単価の低い仕事が多いですね。小遣い稼ぎぐらいの気持ちで受注されている方はそれでもよいのかもしれませんが、それを本業にするのは難しいというレベルだと感じています。
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