前回Vol.19のデジカメの記事(関連記事)で紹介したEye-Fi。このガジェットを使用している人がまだ少ないようなので、改めて説明したいと思う。
デジカメで撮影した写真をSNSなどにアップするためには、カメラからデータカードを抜いてPCに転送しなければならない。これがかなりの手間。そういった場面で便利なのが『Eye-Fi』だ。
Eye-FiはWiFi機能を備えたSDカード。デジタルカメラのSDカードとして使うと、撮影した(あるいは、カードに保存されてる)写真が、WiFi経由で飛ばせるというスグレモノ。以前はWiFiの通信速度が遅かったり不安定だったりしたのだが、現状はかなり改善している。カードへの書き込み速度もClass10(毎秒10MB以上)になった。
使い方は超簡単。スマホに専用アプリをインストールし、アプリ上でカードのパッケージに付属の10桁コードを入力するだけ。すると、自動的にカメラからスマホの写真フォルダーに転送されてくる。
そのほか、オンラインストレージやPCなどに転送するには、『Mobi』の上位機種『Pro X2』が必要。といっても、Mobiでスマホに転送しておけば、スマホからオンラインストレージに写真をアップできる。
あえてPro X2を選択する理由があるとすれば、RAWファイルの転送と、撮影時の場所を記録するジオタグを付加できることくらい。まぁ、この場合はカメラ側にGPSがついていないと意味がないけど……。
■今週のガジェット■
『Eye-Fi Mobi 8GB』
WiFi機能を備えたSDカード。Mobi 16GB(7800円前後)、ProX2 16GB(9300円前後)などのラインアップがある。
↑無料の専用アプリを使えば、スマホやタブレットに自動転送できる。
発売 アイファイジャパン(関連サイト)
実売価格 5000円前後。
■今週の近況■
タクシーの忘れ物対策に一石!
大手タクシー会社のkmホールディングスが、車内カメラで座席を撮影して、忘れ物を発見するシステムを開発したというニュース。
すばらしい。
乗車する前と後の画像の差分を自動解析し、忘れ物を自動で検出するなんて、今まであったようでなかったサービスだ。私もよくタクシーに物を忘れてしまうので、kmタクシーだけでなくほかの会社もすぐに導入してほしいものだ。まさか自分の会社だけに導入して終わりってことはないよね……。
※この連載は週刊アスキー2013年10月8-15日合併号(2013年9月24日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』
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