BroadwellデモにBay Trail、東芝Chromebookの2日目基調講演:IDF2013
2013年09月12日 06時00分更新
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IDF2013の、2日目の基調講演はモバイルデバイスの話題がメイン。主役はSilvermontマイクロアーキテクチャーを採用し、22nm世代CPUコアとIvy Bridge世代のGPU(Intel HD Graphics)を内蔵するタブレット向けSoC、Bay Trail-Tだ。
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Bay Trailの詳細は既報の通りだが、基調講演ではBay Trail-Tを採用したASUSとデルのタブレット製品が紹介された。
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ASUSはキーボード付属の2in1スタイルでデタッチャブルUltarbookぽく使えるタブレットを公開。
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デルは片手でも両端を持てる8インチタブレットを披露。
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また、インテルはAndroidでもMac OSでも、Chrome OSでもLinux OSでもWindowsでもインテルアーキテクチャーが最適だと強く主張した。これは、現在多くのスマホやタブレットで採用されているクアルコムやNVIDIAなどのARMベースのプロセッサーへの牽制で、正面から戦う準備が整ったことを意味する。
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次世代CoreシリーズとなるBroadwellを含む、14nm世代のインテルプロセッサーは2in1フォームファクターやファンレス構造のマシンを、パワフルかつ省電力でありながら薄く作れるという。
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第4世代Core(開発コードネーム:Haswell)との比較デモでは同じぐらいの性能をキープしながらもBroadwellでは2ワットほど省電力に駆動していた。これがどのクラスのSKUなのかは不明だが、14nmプロセスルールで製造されるBroadwell世代では当然、さらなら省電力化が進むはずだ。
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また、新しいChromebookとChromeboxも紹介された。いずれもHaswell世代のプロセッサーを採用し、メーカーはHPとエイサーのほか、新たにASUS、東芝が名を連ねていた。ASUSはChromebox、ほか3社はChromebookをリリース。
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ASUSのChromeboxは写真ではわかりづらいが、NUCのような小型PCで前面にはUSBポートを備える。
Androidタブレットにスマホ、WindowsではPCにタブレット、ChrombookにMacと、世界最先端の半導体の微細化技術を武器に、性能と電力効率でモバイルデバイス市場の制覇を目指すインテル。まずは今年後半のタブレット商戦が楽しみだ。
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IDF2013
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