ソニーはブース内で発表会を行なったあとで、展示品をすべて公開するので、ほしいモノを中心に駆け足で触ってきました。(VAIOは関連記事を参照)
■音楽はハイレゾに
聞きなれない人も多いと思いますが、ハイレゾです。といっても画面の解像度ではなく音質。CDのレートより高い周波数またはビットレートの音楽データをハイレゾと呼ぶそうで、『Walkman F886』の場合だと192KHz/24bitとCDの6倍の情報量まで扱えます。NFCとBluetoothを搭載して、もちろんAndroid内蔵でGoogle Playも利用可能。デジタルノイズキャンセリング機能もある。
会場では、ハイレゾ(192KHz/24bit FLAC)とMP3(96Kbps)で同じ曲をボタンひとつで切り替えながら試聴できるようになっている。オーディオマニアではないオレでも、ディティールの再現度合とダイナミックレンジの広さを実感できた。これを聞くと、全CD(というか楽曲)がハイレゾ化して提供されることを願うばかりである。
参考出品のポータブルアンプももちろんハイレゾでございます。F886とほぼ同じ大きさだけど厚みは3倍くらいある。
Walkmanだけでなく、PCもiPhoneも利用可能な3端子を搭載。欧州では音圧の規制が厳しいらしく発売未定だが、日本では売るらしいので期待。
■HMDはとてもかけやすくなっていた
おなじみソニーのヘッドマウントディスプレイHMZシリーズの3世代目T3Wを初めてかぶってみた。液晶の性能はT2と同じだが、軽量化とフィット感の向上によって、とても装着感がよかった。頭の後ろのバンドのところもとってもフィット。
■4Kもほしいぃぃぃーーー!
両サイドのスピーカーがなくなり、なんかフツーな形になった4Kブラビアの新型『X8500A』シリーズです。もちろん従来機と同じ美しさで、どれくらいお求めやすいお値段になるのか、とてもとても気になりますね。(関連記事)
こちらもお求めやすい4Kビデオカメラ(でも40万円超……)も触りまくれました。カメラのつくりはかなりプロを意識したものなので、お値段も大きさももっとシェイプしたモデルをお願いしたいです。
パナソニックが発表して話題のHDMI2.0ですが、ソニーのテレビでもやってます。4Kはやはり60pじゃないとねぇ。
こちらは世界初の湾曲したLEDテレビの試作品です。包み込まれるというほど湾曲してないような気がしますが、真っ平よりは広がりを感じられました。
■特化しているものがほしいのです!
発表会の最初に紹介されて、まわりのプレスのみなさんから思わず『これほっしーーー』という声が上がった、ミュージックビデオレコーダー『HDR-MV1』です。思ったより小さくて軽く、持ち歩きはとても楽そうですね。微妙な角度のマイクが、なにか物欲心をくすぐります。オレはというと、レンズがカールツァイス様なところに引かれました。
『NEX-5T』と同時に海外でだけ発表された『α3000』にも触ってみました。これはαといいながら、Eマウントなので、NEXといってもいい製品なんですよね。でもNEX用のあれこれレンズを持っているボクやキミはとても気になる製品なんです。手にしてみると、サイズは大き目なのに想像していたよりも軽量でした。欧州のみなさんはトラディッショナルなスタイルの一眼が好きだそうで、そういう人たちをNEXに引き込むための作戦ではないかと思ったりしますねぇ。
こちらは衝撃のスマホ専用『サイバーショットDSC-QX』シリーズの周辺機器参考出展コーナーです。右は大型タブレットなどにQXを装着するための長いホルダーですね。中央上にあるのは何でしょう? コンパクトカメラのような状態になっています。
近づいてみるとこんなので、QX用液晶ユニットか!? と思って後ろに回ると……
ほほー、アクションカメラの周辺機器として発表した腕時計型ワイヤレスモニターが埋め込まれていました。最初の写真をよく見れば、そういうストーリーだと実はすぐにわかるんですけどね。即刻日本でも発売していただきたいQX用ホルダーです。
というわけで、まだ始まってもいないIFA2013ですが、すでにおなかいっぱいぎみでブースから追い出されたみやのがレポートさせていただきました。明日もお楽しみに!!
■関連サイト
ソニー
IFA2013
プレスリリースサイト
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります