ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア(新生FFXIV)の正式サービスが開始してから早速確かめたかったのが、グラボ2枚挿しへの対応。前作ではSLIを公式にサポートしておらず、ベンチマークでも違うゲームのSLIプロファイルを当てて無理やり動かして楽しんでいました。キャラクタークリエイト編のベンチマークからSLI動作には何もせずとも対応しているとのことで、新生FFXIVの発表会においても、4KディスプレーにGeForce GTX TITANを3枚(!)投入したSLIデモをやっていました。SLIの挙動を確認するとともにハイエンド環境でFFXIVのフレームレートはどうなるのか、必要性能を見ていきましょう。
↑バーンってほどでもないですが僕の自宅マシンです。LGA2011環境でCore i7-3930Kの3.2GHz6コア。グラボはZOTACのGeForce GTX680オーバークロックタイプ2基のSLIで試してみます。4Kディスプレーではないですが、2560×1440ドットの液晶でいきますよ!
↑キャラクタークリエイトの時点から最高画質の恩恵がここにぃ!! キャラクターを照らすこの光の入りかた! ゲーム中もこういった効果でキレイにぬるぬるプレイしたいものです。ゲームの最高画質で60フレームで動かないと納得できない性格なのです。ちなみに3年前に作ったキャラがそのまま新生FFXIVでも残っていてちょっと感動しました。
●ベンチマーク上ではSLIの効きはバッチリ!
↑シングル動作モードでも最高品質の2560ドットで7000超え! GTX680級の人は買い替えいらずですね。
↑これがSLIモードGTX680×2の状態。ほぼ倍!!すさまじい効き具合ですね。fps的には平均100がでていました。SLIの最適化はベンチマークソフト上では完璧といえます。
↑ベンチマーク時のGPU使用率です。2基ともグイグイ使ってますねいい感じです。
●意外と食わないゲーム内CPU使用率
↑これはゲーム内のCPU使用率も一緒にみたものですが、だいたい6スレッドほどが動いている状態。3930Kはネイティブ6コアで12スレッドですからたっぷり余裕ですね。これならLGA1155のi7でも8スレッドでOKですし、使用率からいってもコアi5の上位なら十分かもしれません。ただ、ウルダハの街を歩き回ったところなので高密度な集団戦シチュエーションではもっと消費する可能性はあります。
●フレームレートは60で頭打ち。45まで下がるのを確認!
↑ベンチマークでは同期が解除されているので平均100fps出るマシンでもゲーム内は60fps以下になります。これは異常ではなく仕様です。ちょっと気になるのはそれほど混んでないところで60から45fpsまでの低下がみられるということです。これはGPU要因でもCPU要因でもおそらくないのではないかと思われます。MMORPGの場合、CPUやGPUの性能が万全でもネットワークの影響なども強く受けるのでここは凹まないようにしましょう(自分に言い聞かせる)。さすがに30fpsを割ることはしばらくプレイを続けてもなかったのでひと安心です。
●ミドルレンジのSLI化もアリか!
SLIもバッチリ効き非常に満足な結果ではありましたが、2560ドット×最高画質では実はGTX680×1ではあまり60fpsを維持できないパワー食いの側面もあります。4KでGTX TITANが3枚必要なのもうなづけるものがありました。現在発売中のゲームPC自作増刊号でも検証していますが、最高画質で60フレームを平均で出すにはGTX770、GTX680級のラインが必要だと感じます。フルHD環境の品質:高であればGTX660で平均51fps、という結果がでています。たとえば、GTX460世代はどうすれば、というところで中古品などの活用でSLI化するというのもかなり有効な手段ではないかと思います。GeForceの対応度は非常に高いところにありますのでみなさんもGPUパワーアップ計画をこの機に考えられてはいかがでしょうか。新生FFXIVの詳細含め(SLIはないですが)注目16タイトルの必要性能を丸ハダカにしたベンチマークが掲載れている『速くて安い! ゲームPC自作』増刊号をぜひご覧になってください!
●関連サイト
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア公式サイト『新生Lodestone』
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