映画スティーブ・ジョブズは、若いジョブズに会って元気が出る映画なのだっ!!
2013年08月27日 09時00分更新
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©2013 The Jobs Film,LLC. |
――冒頭は2001年にiPadを社員に初披露する場面から始まるのだが、少し老いたジョブズを演じるアシュトン・カッチャーがあまりにも似ていて、記録映像かと疑うほどだ。
そして時代はさかのぼり、大学時代のジョブズの生活が描かれる。そこから、アップル・コンピューターの最初の製品が生まれるまでのストーリー、創業に至る苦労から、成功、挫折が描かれていく。
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30年間パソコン業界で生きてきた自分は、始まって5秒でホンモノのジョブズに再会した気分になって入り込んでしまった。さらにスクリーン上で生き生きと、そしてワガママに生きているジョブズに会えて、とても幸せな気分になった。自分ととても似ている(?)オタク丸出しのウォズの生態に笑い、伝説の人アトキンソンの若さをうらやみ、失意のラスキンに泣いた。
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古くからのコンピューターオタク、AppleIIを使っていたみなさん、8ビットの時代からパーソナルコンピューターが大好きだったキミなら、必ず当時の興奮を思い出すことだろう。そして、狭いガレージでマザーボードと格闘する若者たちの姿を観て、自分もそこで一緒に苦労しているようなキモチになってくる。
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伝説となった1977年のWESCOM会場を歩き回るカメラはなかなか楽しいし、なにより私たちはLisaの失敗、Macが生まれる現場にスクリーン上で立ち会えるのだ。
ジョブズとはNeXT時代に米国のCG関連ショウで1対1で話したことがあるが、この映画を観て自分もそのころに戻ってしまった。
ただ、彼の歩き方は誇張しすぎだし、ウォズの半田付けはキタナすぎだし、実際のジョン・スカリーはもっと悪役顔だけど、ま、些細なことだろう。
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いまやAppleのイベントでおなじみのデザイナー、ジョナサン・アイブの若いセリフにも泣かされるのだが、できればこのキャストでiMac以後の“後編”も作ってほしいものである。
Macオタクでなくても、若いジョブズを知らなくても、パソコン好きなら2時間があっという間のタイムトラベルだっ!! スケジューラーの11・1に即マーキングすべし。
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『スティーブ・ジョブズ』 11月1日(金)
TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
配給:ギャガ
©2013 The Jobs Film,LLC.
キャスト
アシュトン・カッチャー:スティーブ・ジョブズ
ダーモット・マローニー:マイク・マークラ
ジョシュ・ギャッド:スティーブ・ウォズニアック
ルーカス・ハース:ダニエル・コトキ
J・K・シモンズ:アーサー・ロック
マシュー・モディーン:ジョン・スカリー
監督・製作:ジョシュア・マイケル・スターン
■関連サイト
映画『スティーブ・ジョブズ』公式サイト
JOBS(米国サイト)
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