『Konstruktor DIY Kit』はフィルムカメラで有名なロモグラフィーが販売するフィルム式一眼レフ作成キット。価格は3500円。
最近ミラーレス一眼を持ち歩いてカメラにハマり始めている私、ナベコですが、いまいちカメラの基本的な仕組みがわかりません。デジタルカメラは液晶に表示されている映像を見ながらシャッターを押せば簡単に写真が撮れるものですから。もうちょっと本格的にカメラ女子になるなら、カメラとはなんぞやを知りたいなぁ、と思っていました。
そこで、カメラを組み立てながら仕組みを勉強し直しましょうということで、『Konstruktor DIY Kit』に挑戦しました!
↑さっそく届きました。隠すでもないですが私は工作は得意ではない……。技術の時間にハンダづけして作ったラジオは音が出なかったなぁ。大丈夫でしょうか。
↑キットの中身はこんな感じ。プラモデルみたいに部品を自分で組みたてるようになっています。
↑ちまちま、作り始めました。内職作業しているみたい。
↑前面のパーツ。これだけでもカメラってわかりますよね。
↑内側に入る大きなパーツ。両端の円柱箇所にフィルムが入るようになります。
↑ねじまきを設置していくとなんとなくメカっぽくなりますね。
↑こちらはレンズ部分。ネジがしっかりつけにくくて大変でした。私が下手だからかもしれません。
↑こちらがミラーに相当する部品。いわゆる、ミラーレス一眼などで言われるミラーとはこれなのですね。レンズに映っている撮影箇所を、反射させて確認できるようにしてくれます。
↑こちらがピントグラス。撮影するときに、ピントグラスごしに、ミラーに映った撮影箇所がわかります。
四苦八苦しましたがなんとかカタチを作ることができました。
こちらが完成形
付属のシールは貼っていないので、シールで装飾するとまた違った雰囲気になりそうです。
いいじゃないですか! ネジの取り付けに苦戦したわりには、カタチはそれなりにまともになりました。しかし、果たしてこれで写真が撮れるのでしょうか。正直、あまり丁寧に組み立てられなかったので(汗)、この子がまともに機能してくれるかは自信が持てない……。では、ちゃんと撮れることを祈って実際に撮影してみましょう。
旅行に『Konstruktor DIY Kit』を持っていきました
完成した『Konstruktor DIY Kit』を持って旅行に出かけました。お城の屋根にいるのは金のしゃちほこ。そう、こちら名古屋城の天守閣です。ちなみに、名古屋に訪れたのは初めて。伊勢神宮に参拝を目的に、名古屋、伊勢を観光してきたのですが、名古屋コーチンの味噌カツが甘くて柔らかくて一番感動しました!
名古屋城を撮りますよ
↑炎天下の中、名古屋城の撮影に。とても暑かったので首に手ぬぐいを巻いています。
↑撮影するときにはカメラの上から覗き込むようにピントグラスで撮影箇所を確認します。あまりしっかりとは対象が映らないので、撮影位置を確認するのは一苦労でした。
シャッターを押すと、パタンと重みがある感触でミラーが開きます。これで、レンズからフィルムに光が当たり、露出されるわけですね。シャッターを押すごとに緊張感が走りました。というのも、シャッターのバネの取り付けがあまりうまくできず、ちょっとしたはずみで外れそう……。しかしなんとか、撮影中に壊れることなく、無事に何枚か撮影できました!
撮影したフィルムを巻いて、写真屋さんに持っていきました。現像するまでどんな写真が出来上がっているかわからないスリル、懐かしいなぁ。
1枚無事に現像できました!
お、お~。ちゃんと撮影されていました。これは感激です。外側がボケて、トイカメラのようにとれています。味があっていいですねぇ。自分が作ったカメラながらすごいじゃないですか。えへん。
ただ、何枚か撮影した中で、しっかり現像できたのはこの1枚だけでした(泣)。フィルム送りが上手にできなかったので、次はもう少し工夫します。
今回は、市販のフィルムを使いましたが、ロモグラフィーで用意している専用のフィルムもあります。これを使うと、さらにトイカメラ風の独特な写真ができあがるようです。
『Konstruktor DIY Kit』で撮影した名古屋城。上手な仕上がりかはわかりませんが、自分で作成した一眼レフカメラで撮影した写真は、得難い記念になりました。作成の過程が勉強になるし、デジタルカメラにはないスリルが伴う撮影で記憶に残ります。大人の趣味としても楽しめるし、お子様の夏休みの自由研究がまだ、という方は今からでも試してみてはいかがでしょうか!?
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