週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

NVIDIA SHIELDでPCゲームのストリーミングプレーができた!

2013年08月13日 16時00分更新

 SHIELDはAndroid4.2搭載の端末なので、当然アンドロイド用ゲームアプリが動きます。コントローラー対応のアプリなら、まるでニンテンドーDSやPS Vitaのように遊べるわけです。しかし、このままじゃただの重い(579グラム)ゲーム機ですが、真骨頂は“PC上で動いているゲームをストリーミングして、リモートでプレーできる”ことなので、これを試さずにはおけません。まずはPC上のセットアップです。

NVIDIA SHIELD

↑必須パーツはもちろんNVIDIA製GeForceグラフィックボード。GTX650以上が必要とされています。

NVIDIA SHIELD

↑続いて、ゲームの設定を自動調整するNVIDIA謹製ユーティリティーGeForce Experience。Ver1.6からSHEILDのストリーミングに対応しました。

NVIDIA SHIELD

↑現状でストリーミングできるのはSteamで扱っているタイトルのみ。

NVIDIA SHIELD

↑SHIELD本体中央にある“GeForce”マーク入りのボタンを押すと、SHIELD用ゲームメニューに切り替わります。ここの“PC GAMES BETA”を選択すると、同一のLAN内にあるGeForce搭載機が見つかります。

NVIDIA SHIELD

↑目的のPCを選択すると、PCにインストールした対応ゲームの一覧が表示されます。

NVIDIA SHIELD

↑あとは好きなゲームをクリックするだけ。PC側では解像度がSHIELDの1280×720ドットに自動的に変更されます。コントローラーも無事動き(後述)プレーが可能になりました。

 プレーフィールは、『Tomb Raider』はGTX760搭載PC上で平均75fps前後出ますが、SHIELD上だと30fps程度じゃないかなーという感じで、引っ掛かりを感じます。これはおそらく無線LAN環境のせいだと思いますが、結構ブロックノイズが多くビットレートが低いもよう。もう少し環境の見直しが必要そうですが、盆休みは自宅でダラダラ寝そべりながら、PCゲームに興じたいと思います。

 さてここからはオマケのお話。実はワタクシのSHIELDちゃん、来た当初はなぜかコントローラーで操作できないという、現象に悩まされていました。そこでいろいろと情報を集めてみましたが、日本未発売の製品なので英語での情報しか見つかりません。米NVIDIAのフォーラムを英検3級のへなちょこスキルとGoogle翻訳先生に頼りながら見つけたのがこのポスト。“Unable to use Shield Controller once game starts”というタイトルで、「海の向こうでも悩んでいる同士がいるんだ!」と勝手に意気投合していたところ、“UEFI”だの“Secure Boot”といった自作erおなじみのキーワードが出てきました。その解決策も以下にまとめられていました。

“[Fix] For Shield users with no input in games (UEFI & SecureBoot Only)”(関連サイト

 この記事によると、UEFIでWindows8をインストールするした場合、Secure Bootが悪さをするとのこと。UEFIとは“Unified Extensible Firmware Interface”でOSの起動が高速になるなどフツーは使用してしまうもの。そしてSecure Bootは“許可されていないファームウェア、オペレーティングシステム、UEFI ドライバー が起動時に実行されないように支援する機能”です。これがSHIELDのリモートコントロールを邪魔しているようです。

NVIDIA SHIELD
NVIDIA SHIELD

↑UEFI上でSecure Bootをオフに。BIOSとの互換性を確保するCSM(Compatiblity Support Module)の項目から起動を許可するデバイスで“Both,Legacy OPROM only”を選択。フォーラムに書かれているとおりに設定しました。


 結果はあっさりコントローラーで動かせるようになりました。画面上のララ・クラフトもいつもより可愛らしく見えてきました!

NVIDIA SHIELD

『SHIELD』
●NVIDIA(関連サイト
直販価格 299ドル

※著者および編集部は、技術基準適合証明(技適)を受けていない通信機器の利用を勧めるものではございません。通信機器は各国の法律に基づいて利用してください。各国の法律に反して利用しても、著者および編集部は一切責任を負いません。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります