来週からのお盆休み。家族でお出かけする機会も多いこの時期、美術館や博物館などで開催される、大人も子供も楽しめるオススメのデジタル系イベントを集めてみました!
まずは、毎夏開催されているICCキッズ・プログラム。今年は、赤松正行+ARARTプロジェクトによる『もの みる うごく AR美術館』と題された展覧会が楽しめる。
ICCは、NTT東日本が運営する文化施設で、“コミュニケーション”をテーマに、最新のデジタル技術を駆使した企画などを行なっている。
今年のテーマは“AR”。館内では、モバイル端末をかざし、作品に仕掛けられたARを楽しめる展覧会になっている。作品体験用の端末は無料で貸し出してくれる。
展示室館内の至るところに仕掛けが |
↑『モーメンツ・オブ・ブルーム』北村穣。展示された絵や立体物にカメラをかざすと、つぼみの花が咲いたり音楽が流れるといった、さまざまなARを体験できる。 |
アリスが動く! チェシャ猫も笑う!? |
↑『ARの国のアリス』白鳥啓、向井丈視、バク・ヨンヒョ。切り株のようなたくさんの円柱に描かれているのは、『不思議の国のアリス』のジョン・テニエルによる挿絵。端から順に見ていくと、ナレーションや音楽が流れ、挿絵がアニメーションしてストーリーを楽しめる構成になっている。 |
全部探せるかな? 巨大な絵の中のかくれんぼ |
↑『スマイル・ワールド』大石暁規。こちらは大きなパネルに多数のキャラクターなどが描かれている。「まだ全部見つけてません」と、ICC広報の方が言うほどに、たくさん隠されているらしい……。いくつ見つけられるか、子供と競争してみるのもおもしろそう! |
5歳の子供と体験してみたところ、最初だけカメラの位置にとまどっていたものの、すぐにコツを覚え、「今度は何が出るかな?」と、自分で絵を探し回っていた。ただ“見るだけ”ではなく、“自分で端末をかざして体験する”というところもポイントと言えそう。
同じくICCで同時開催されている『オープン・スペース 2013』もオススメ。AR美術館は幼児でも楽しめるのに対し、こちらは文字の読める小学生以上に向いた展示が多い印象だ。
↑『未来の足跡』鈴木康広。作品が歩く方向と早さを予測し、一歩先の足あとを映し出す。 |
↑『不可視関数試論』中ザワヒデキ。1996年制作。タッチパネルから言葉を選ぶと、対応した絵がモニターに表示される。 |
特に週アス読者に見ていただきたいのは、新進作家紹介コーナー「エマージェンシーズ!」の池内啓人『プラモデルによる空想具現化』。
↑基板とプラモデルを融合させたガジェットの数々は、ジオラマ好きやパソコン好きならニヤッとしてしまいそう。ラジオやカメラ、タワーPCなど、すべてが稼働しているという点もすごい! |
↑戦車をかたどったUSBメモリー。その完成度の高さにうっとり。……でも、これもったいなくて使えない。 |
↑建物のようなラジオ。展示中も稼働しており、放送を流していた。 |
子供連れには敷居の高い美術館だが、ICCでは「子供にもぜひ楽しんでほしい」というコンセプト。夏休みは、家族みんなで美術館めぐりはいかがだろう。
『ICCキッズ・プログラム 2013 もの みる うごく AR美術館 赤松正行+ARARTプロジェクト』
会期 9月1日まで
『オープン・スペース 2013』
会期 2014年3月2日まで
※エマージェンシーズ! 020 池内啓人『プラモデルによる空想具現化』は、2013年9月29日までの展示。
会場 NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
http://www.ntticc.or.jp/ (関連サイト)
開館時間 11時~18時
休館日 月曜日(月曜が祝日の場合翌日),年末年始など
入場無料
そのほかにも、夏休み期間中に楽しめるイベントはこちら!
■『夏休みファミリーイベント スポーツ&感覚体験ひろば』
会期 8月17日~31日
会場 逓信総合博物館ていぱーく
http://www.teipark.jp/ (関連サイト)
入館料 大人110円、小・中・高校生50円(日曜、祝・休日無料)
情報通信関係の展示や体験スペースなど、“通信”にまつわる様々な企画展を開催している博物館。
なんと30年以上前に“テレビ電話”を展示していた、先進的な素晴らしい博物館だったのに、残念なことに8月31日で閉館が決定。行くならこの夏が最後のチャンス!
最後のファミリーイベントとして、17日から『夏休みファミリーイベント スポーツ&感覚体験ひろば』を開催。期間中入館料が無料になる招待券を、公式サイトで配布している。
■ソニー・エクスプローラサイエンス
会期 通年 (企画展『enjoy Mobile Apps アプリで広がるモバイル端末の可能性』は9月8日まで)
会場 ソニー・エクスプローラサイエンス
http://www.sonyexplorascience.jp/ (関連サイト)
入館料 大人500円、3歳以上15歳300円、3歳未満無料
お台場に行ったら絶対行きたい、ソニーの体験型科学館。9月8日までの企画展『Enjoy Mobile Apps アプリで広がるモバイル端末の可能性』では、実際にスマホのオリジナルアプリを制作する工程を体験できる。
■こどもの城
会期 7月20日~9月1日
会場 こどもの城
http://www.kodomono-shiro.jp/ (関連サイト)
入館料 大人500円、3歳以上18歳未満400円、3歳未満無料
青山にある、大型児童館『こどもの城』では、7月20日~9月1日までを夏休み特別期間として、スポーツから科学まで多数のプログラムを用意している。
なかでも科学プログラムでは、文字や記号を使って“アスキーアート”を作る『小学生ラボ』や、パソコンで骨の化石などを組み合わせて恐竜を復元する『パソコン・恐竜復元コンピュータ』など、デジタル系のイベントが楽しめる。
■『丸の内キッズジャンボリー2013』
会期 8月12日~14日
会場 東京国際フォーラム
http://www.tif-kids.jp/2013/ (関連サイト)
入場無料
ワークショップや体験型ブース、ステージなどをたっぷり遊べる親子向けイベント。スマホを使ったワークショップや、親子でiPadやタブレットを体験できるコーナーなども用意されている。一部のワークショップなどは、事前登録が必要なので、公式サイトをチェックしてみよう。
どれに行こうか迷ってしまいますね! いや、全部行きましょう! 皆さんもぜひ参加して、素敵な夏の思い出を作ってみてください。
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1,029円
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1,995円
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980円
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980円
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