ヤフーはAndroid版『Yahoo!地図』アプリを全面リニューアル。Android2.3.3以降に対応する。ユニークな機能に観光地で配布しているガイドマップの表示や営業中の店舗表示、あべのハルカスなど新名所の3D表示対応などがある。
地図はベクターデータ形式に変更。新たに採用した“ベクトル地図描画エンジン”で、地図の高速スクロール、拡大縮小、回転に対応する。実際にぬめぬめしていると言えるほど、操作感が気持ちよくなった。
またYahoo!地図として、はじめて3D表示に対応。高層施設、タワー、ドームなど全国25ヵ所の主要施設は詳細に3Dで再現。また単純に3D化して表示しているのではなく、縮尺も地図の表示に合わせて拡大縮小する。注目はまだ建設中の日本一の高さになる予定の大阪“あべのハルカス”も完成予想図ではなく、現状の状態を3D化している。
レストラン検索では、いま空いている店舗がわかるリアルタイム情報の検索が可能。営業時間、定休日、現時刻に合わせて営業中の店舗をオレンジ色で表示。灰色は営業時間外で、緑は営業時間の情報提供のない店舗だ。
レストランのほか、情報提供をもらっている時間貸し駐車場は、満空情報をリアルタイム表示。赤が満車で、青が空車となる。ブラウザー版では先行していた機能だが、モバイルアプリで使えるのはうれしい。
ルート検索は、スムーズに目的地に誘導。電子コンパスの自動回転も、回転したときに見やすい、わかりやすい地図とレイアウトにこだわってつくられている。
雨雲レーダーは、60分後までの降雨強度予測を地図上に表示。豪雨の発生しやすい、今の時期に役立てたい機能だ。
地図アプリとしてはじめて、観光スポットのパンフレットを地図上に表示する機能を搭載。横浜中華街、秋葉原、函館、上高地、京都嵐山、石垣島などの主要観光地48ヵ所、114マップを収録、順次数を増やしていく予定だ。ガイドブックのある観光地に近づくと、地図上にアイコンが表示する。タップすると、観光地に置いてあるデフォルメ地図のガイドマップが表示する。
このガイドマップにも位置情報機能を搭載し、デフォルメされた地図なのに自分がどこにいるのか表示される。はじめて行く観光地などで非常に役立ちそうだ。またガイドマップのインデックスも用意され、事前に旅の予定を立てるのにも使える。
このほか、検索した状態の地図の保存機能を搭載。検索、ルートなどいまの状態を保存し、すぐに再現できる。なおiPhone向けアプリにも同様のリニューアルを、今年中に提供開始する予定だ。
■関連サイト
Yahoo!地図
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