今週、週刊アスキーは“一回お休み”いただき、引き続き“プログラマブルNFCディスク”付録号を販売させていただいております。本付録の発案者ACCNが地下の倉庫の隣の部屋で超暇そうにしていたので話を聞いてあげました。いつも自作自演でかわいそうなので……。
──今回はぷくぷくスマホ防水ポーチ付録から1ヵ月後と、ずいぶん間が短かったですね。
ええ、前にも書いた気がしますが、今回は刊行予定にはない企画だったのですよ。いつも慎重なイトーくんが「いいんじゃん?」って言ってくれて。好きなのかな……。モノはもう同時進行でつくってました。中に入っているICチップ(NFCタグ)以外、工場も同じだったの。だからぷくぷくとNFCディスクは兄弟みたいなモンですよ。兄弟は一緒にいるべき。だから、ぷくぷく買ってくれた人は必ずNFCディスク付録号も買ってください。
──いいんじゃないですかね、そういうのは……。ICチップは別なところでつくられたのですか?
ええ、ICチップ専門の工場でした。非常に衛生管理の行き届いた感じの。2年前までは、よくあるICカードの製造が9割を占めていたそうですが、いまやNFCが9割だそう。(NFCタグの入った)シールとかポスターとか、いろんなモノ目撃しましたよ。確信しましたね「ヤベェNFCぜってー来るわ」って。
──NFCディスクには当サイトのURLが仕込まれていますが(設定で変更可能)、このチップの段階で書き込まれるのですか?
いえ、ぷくぷくの工場で画面クリーナーの形になってから、ひとつひとつ手作業で書き込まれてました。まだ大量のNFCタグに一気にデータを書き込む方法が確立されてないとかで。やっぱ我々は早すぎたのだ、またしても……。
──えらい手間そうですね。クリーナー型にしようと決めたのは?
……誰でしたっけ。まぁ、たぶん私です。
──大丈夫ですか? デザインはすんなりと? まぁ、たいしたデザインでもないですが……。
そうね、赤地に黒か、黒字に赤かでサンプル取って、ソッコー前者に決まった感じ。黒だとホラ、ロゴが沈んじゃうのよ……。
黒Ver(お蔵入り) |
──今回は穏やかだったのですね。おや、こちらのPLUSって書いてあるやつは?
PLUS赤Ver(お蔵入り) |
PLUS黒Ver(限定版) |
こっそり限定でつくっちゃった。差別化の意味もあって黒字に赤ロゴをあえて採用してみたの。Web担サカモト君にあげたら、「あ、どーも」って感じで。もっと喜んでくれると思ったんだけどな……。NFC付録でイベントとかやってくれた読者のみんなたちにお配りしたりしてます。まだもうちょっとあるので、もっとやってくれないかな……。
──名称やパッケージも例によって物議を醸して?
んー、どうだったんだろ……。
──え、「どうだったんだろ」っ!?
あ、いえ、あの、その、今回ね、まっつん(ハード松村)がその辺りのコト、全部やってくれたのよね……。
──ほぉ、何も知らん、と……。
何もって……まぁそうなんですケド、品管(付録の品質管理)の名目で海外で豪遊し(ちょうど40歳の誕生日を迎え、フォーリン・ギャルに祝ってもらったりした)、帰ってきたらパッケージが完璧にできあがっていたの。ありがとう。ゴメンナサイ。
完成! |
──まぁ、もはや誰も怒って“すら”ないと思いますので。ところで発売して1週間たちました。手応えのほどは?
いや~、おかげさまで期待以上ですわ。実は今回、ちょっと不安だったのよね。これまでは一発でなんだかわかるモノだった(我々は“ジェネラリティーのあるモノ”と意識して展開してきた)けれど、今回は説明せんことには、たんなる画面クリーナーや。だから、名称にプログラマブルって冠したのはホント正解だったと思うんです。どなたの案かは存じませんが、ヨシダ記者ってことはないと思います。
ただ、やはりNFC非搭載端末だからーとか、iPhoneだからーっていう声は聞こえてきます。でもね、いつしかNFC端末が手元に来ることは間違いないと思いますのよ。マジで。だから、本付録号をお買い求めいただき、画面を拭きながらお待ちくださいましたら幸いです。もう二度と、こんな無理なお願いはいたしませんので……。
クリーニング機能もご好評いただいています |
──ほかに言い残したことは?
インターネッツのマンガはさておき、素晴らしいPR動画をつくってくれた鴻巣監督&ジャイアンさん、発売イベントで暑いなか一緒に頑張ってくれたイベントスタッフ、コンパニオンの女の子たち、大量のタグを書き込んでくれたゆうこばはじめ全力でPR活動に勤しんでくれている編集部のみんなたち、AMW宣伝、営業のみなさん、素敵な出会いと機会をくださいましたNFCフォーラムとライターJさん、まさにアイデアの宝庫でしたNFCアイデアソンを企画・ご参加いただいた面々、我々のわがままをすべて受け入れてくださいました付録業者様、真心を込めてつくってくれた異国の工場の若者たち、書泉ブックタワー様はじめ手厚く陳列してくださいました全国の販売店、そして週刊アスキーをお買い求めいただいたすべての読者の方々に心より感謝とお礼を申し上げたく。40歳になって、仕事でこんな感動するとは思いませんでした、マジで泣きましたよ。ありがとう、本当にありがとうございました!
──あれ、ってゆーかハタチでは?
【週刊アスキー 2013年 9/10増刊号はこちら!】
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490円
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