マイクロソフトが米テキサス州ヒューストンで開催中の『Worldwide Partner Conference 2013』(WPC 2013)において、スプリント初となるWindows Phone 8端末『Windows Phone 8XT』の実機が展示されました。
↑WPC 2013のスプリントブース。 |
■背面カバーが取り外し可能に
BUILD 2013で発表されたWindows Phone 8XTは、名前のとおりHTCの『Windows Phone 8X』をベースとした端末です。ディスプレーは8Xと同じ4.3インチで、手に持った感触もほぼ同じです。
↑Windows Phone 8XT。手に持った感触は8Xに似ている。 |
最大の違いとして、本体背面カバーが取り外し可能となっています。カバー内にはマイクロSDカードスロットと、標準サイズのSIMカードスロットが搭載されています。これにより、Windows Phone 8XにはなかったマイクロSDに対応できたと言えます。ただしバッテリーの交換には対応しないようです。
↑背面カバーを取り外した状態。 |
また、本体カラーはHTCの『Windows Phone 8S』に似た、ツートンカラーになっている点も特徴的です。
↑ボタンの部分だけ色が違う。Windows Phone 8Sに似たデザイン。 |
スペックは、プロセッサーとして1.4GHzのQualcomm Snapdragon 400(デュアルコア)を搭載。ディスプレーは4.3インチ、メモリーは1GB、ストレージは8GBで、最大64GBのマイクロSDに対応。メインカメラは8メガピクセルで、ベストショットを選ぶための連写機能に対応。もちろんシャッターボタンも付いています。バッテリーは1800mAh。通信はスプリントの4G LTEネットワークにも対応します。
発売日は7月19日。価格は2年契約時に99.99ドルとなっています。
■ソフトバンクからの発売はあり得る? 樋口社長を直撃
折しも米国時間の7月10日には、ソフトバンクがスプリントの買収完了を正式発表したばかり。そこで、WPC 2013のためヒューストンに到着したばかりという日本マイクロソフトの樋口社長に、ソフトバンクからのWindows Phone 8発売の可能性を聞いてみました。
↑WPC 2013でインタビューに応える日本マイクロソフトの樋口泰行社長。 |
ソフトバンクについて樋口社長は、「アップル製品を柱としており、多大なマーケティング投資をしている。すぐに方向転換するというのは難しいのではないか」とコメント。しかし今後については、「スプリントの状況を見ながら、日本でも一緒にやっていける部分があるのではないか」との見通しを語りました。
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