「オーディオマニア」という言葉は男性のもの、なんて古い考えを持っている人はもう少ないとは思いますが、比率として男性のほうが多いのも事実。何百万円もするプレーヤーから始まり、プリアンプ、パワーアンプ、D/Aコンバーター、スピーカー、ひいてはケーブルまで、こだわればこだわるほど奥が深い世界なのです。
そんなオーディオの世界を女性にも楽しんでもらいたいと不定期で開催されているのが、「女子オーディオ」というイベント。パイオニアや東和電子といった音楽メーカーの協力のもと、すでに6回もの回数を重ねています。そこで、6月23日(日)に銀座にあるパイオニアのショールームで行われた、課外講座第2回 in Pioneer Plaza Ginzaに遊びに行ってきました!
今回は、Pioneer Plaza Ginzaの地下1階にある試聴ルームで開催されました。今回使用した機材は、CDプレーヤー、プリアンプ、パワーアンプ、スピーカーシステムの計4台。すべてパイオニアの「TAD Referenceシリーズ」です。
まず、CDを再生するCDプレーヤーはいちばん上にある「TAD-D600」。お値段はなんと、262万5000円! さらに2段目にあるのが「TAD-C600」というプリアンプ。こちらのお値段は315万円です。音の増幅のほか、ノイズの軽減や左右の音のバランスを整えるといった役割を果たします。
さらに、より音を増幅させるための「TAD-M600」というパワーアンプ。こちらは262万5000円。なんだか「ちょっと安いな」なんて変な感覚になってきました。
これらのアンプを介して最後に出力するのが「TAD-R1MK2」というスピーカー。お値段なんと、1本で367万5000円! 中低域の再現力が高く、さらに250Hz〜100kHzという超広帯域再生能力を誇るスピーカーシステムです。
これらの機材を使って、TADブランドの担当部長である宮川さんお勧めのエラ・フィッツジェラルド&ルイ・アームストロングの「エラ・アンド・ルイ」、レッド・ツェッペリンの「Led Zeppelin II」、イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」、キャサリン・ジェンキンスの「Essential Collection」など、思い入れたっぷりの解説とともに聴かせてもらいました。
また、このオーディオシステムでお客さんが持参したCDを再生してくださったり、個別に機材について説明してくださったりと、じっくり音楽に浸った2時間でした。
本イベントの主催である、オーディオ評論家であり「女子オーディオの会」会長の林 正儀氏、ジャズ&ラテン歌手のMAYAさん、司会の加西結花さん。「オーディオで“女子”とうたっているイベントはここだけ。でも女性だけでなく男性も大歓迎」だそうですよ。
イベントのあとは、2階の展示エリアでお茶会も催されました。サンドウィッチやお菓子といった軽食と飲み物とともに、気になった機材やCDについてお話を聞くこともできました。
機材ももちろんですが、きちんとした防音施設でプロお勧めの音楽をゆったり聴けるチャンスなんて、めったにあるもんじゃありません。これで無料なんてとっても贅沢な時間でした。次回は8月ごろの開催を予定しているそう。ぜひ一度、遊びに行ってみてくださいね!
●関連サイト
・女子オーディオ
・パイオニア
・TAD Refelenceシリーズ
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