6月11日のiOS7発表以来、熱に浮かされたように興奮していたのがようやく少し落ち着いた頃ですね。話題のフラットUIを自分のiPhoneで擬似体験して(関連記事)、抑えきれない衝動を紛らわせていた方も多いかと思います。興奮のあまりニュースサイトを読みふけったものの、どこもかしこも同じことしか書いてないっ!!と思っていませんか?
Apple好きのみなさんならご存知のとおり、iOS7は開発者(デベロッパー)向けにβ版が配布されているものの、その情報はNDA(秘密保持契約)により守られており、画面や使用感を明かすことはできません。ですから新情報があまりないのは当たり前。
でも、従来の機能を熟知し、よくよく観察するとわかることがいっぱいあります。……というわけで、iOS7の新機能やインターフェースについて入念に、なめまわすように、大解剖してきましょう(NDA違反はしてないヨ!)。
■コントロールセンター
iOS7を一番象徴する機能といってもいいかもしれません。すでにおなじみの画面かと思いますが、ちゃんと中までよく見ましたか? 各機能はこのようになっていますよ。
Macユーザーならすでにその便利さを体感している「AirDrop」のiOS対応は非常にうれしいポイントです。目の前にいる相手にわざわざメ ールで情報を送る必要がなくなりました。
AirDropのオン/オフはコントロールセンターから。自分の 存在を通知する範囲 は、全員または、連絡先に登録されている相手のみのいずれかを選べます。
■通知センター
iOS6にもあった機能が、大幅に改良。これまでは数が増えると見づらいのが難点でしたが、iOS7では日時や予定などがすぐに表示でき、格段に実用性が上がりました。公開されているUIは英語版なので日本人的には少々取っつきづらいですが、日本語になったところを想像してみると便利そうでワクワクしてきます。
そのほかにも魅力的な機能がたくさんありますが、ここでは割愛。大幅に変わったデザインについても、じっくり見てみましょう。こちらは現役グラフィックデザイナーさんが微に入り細に入り観察してくださいました。
■フラットデザインでアイコンはどう変わった?
iOS7ではこのように新しいグリッドシステムでアイコンがデザインされています。一見、iOS6のものと変化がないように見える「メッセージ」アイコンのふきだし形状も、グリッドシステム内にある円で構成されており、設計の部分から統一感が出るように計算されていることがわかるんだそうです。
■フラットデザインでフォントはどう変わった?
採用フォントHelvetica Neue(ヘルベチカノイエ)についても、デザイナーならではの視点で考察してもらいました。タイポグラフィーに強い関心のあった故スティーブ・ジョブズの希望で最初のMacに搭載され、現在のiOS に至るまで長く使われ続けているHelvetica Neue。アイコンには「Helvetica Neue UltraLight」が採用されましたが、かなり細いフォントのため、主要部分のフォントは「Helvetica Neue 35 Thin」が採用されているそう。
欧文フォントが細くなったのに合わせて、従来も使われている日本語フォントも細くなりそう。「ヒラギノ角ゴ W1」が搭載されると予想してくださいました。
……もっと見たい? これ以上はここではダ〜メ、MacPeople8月号でね。
マジメな話をしますと、MacPeople8月号(6月29日発売)ではiOS7の新機能について、この記事よりさらに充実の情報を掲載中です。「正直そもそもiOS7どうよ?」という方には、石野純也氏による「iOS7をどう見るか?」がおすすめです。「つまりはAndroidに似たんじゃないのか」、「Windows Phoneを知っている自分には目新しくないデザインだぞ?」というモヤモヤを解消できるかもしれません。
iOS7のデザインから新機能まで、現時点でわかる情報のすべてをまとめて一気に理解できる大特集となっておりますので、ぜひチェックしてください!
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