週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

Haswell搭載MacBook AirのSSDは爆速仕様だった!|Mac

2013年06月12日 16時00分更新

 昨日、Haswell搭載のMacBook Air(Mid 2013)のベンチマークテストを公開しましたが、がっかりしたという読者もいらっしゃいました(関連記事:Haswell搭載MacBook Airの性能は十分に高かった|Mac)。しかし、あれだけクロック周波数が低くいにもかかわらず旧モデルと肩を並べる性能というのはスゴイと思うんですよね。

 今回は、前回のテストでは物足りなかった方のために、SSDのパフォーマンスを検証します。というのもHaswell搭載のMacBook Airは、SSDの接続方法が従来のSATAからPCI Express直結に変更されたことで、ものすごく速くなっているんです。これを読むと新型MacBook Airを確実に欲しくなってしまいます。

 テストに使用したマシンは以下のとおりです。現行デザインのMacBook Airの全部モデルを計測してみました。いずれも11インチモデルです。

  Mid
2013
Mid
2012
Mid
2011
Late
2010
CPU Core i5
(Haswell)
Core i5
(Ivy Bridge)
Core i5
(Sandy Bridge)
Core 2 Duo
クロック
周波数
1.3GHz 1.7GHz 1.6GHz 1.4GHz
SSD 128GB 64GB 128GB 64GB
メモリー 4GB 4GB 4GB 4GB


 計測に使用したのは、米ブラックマジック・デザイン社の『Blackmagic Disk Speed Test』。タコメーターで速度が示されるので高速であればあるほどテンションが上がります。なお、このアプリでの計測は±50MB/秒ほどの誤差が発生するので、それを踏まえたうえで各マシンの数値を見てください。

MacBook Air SSD

『Blackmagic Disk Speed Test』
バージョン:2.2
価格:無料
(バージョンと価格は記事作成時のものです)
(c) Blackmagic Design Inc

AppStore アプリをダウンロード

Mid 2013書き込み(左)
MacBook Air SSD
Mid 2013読み出し(右)
MacBook Air SSD

 まずは、Haswell搭載であるMid 2013モデルのSSD性能を見ていきましょう。書き込みは312.6MB/秒、読み出しは712.1MB/秒とモンスター級の速さであることがわかります。

Mid 2012書き込み(左)
MacBook Air SSD
Mid 2012読み出し(右)
MacBook Air SSD

 次に、Ivy Bridge搭載であるMid 2012モデルのSSD性能を見ていきましょう。書き込みは136.7MB/秒、読み出しは400.2MB/秒です。Haswell搭載機には負けますが、読み出しは結構な速さですね。

Mid 2011書き込み(左)
MacBook Air SSD
Mid 2011読み出し
MacBook Air SSD

 Sandy Bridge搭載であるMid 2011モデルのSSD性能はグッと落ちて、書き込みは171.1MB/秒、読み出しは168.6MB/秒です。このマシンのSSDでも体感では十分速いと感じるのですが、Haswell搭載機とは雲泥の差ですね。

Late 2010書き込み(左)
MacBook Air SSD
Late 2010読み出し(右)
MacBook Air SSD

 最後に、Core 2 Duo搭載のLate 2010モデルのSSD性能です。書き込みは184.4MB/秒、読み出しは200.3MB/秒です。なぜか一世代後のSandy Brige搭載モデルよりも速いです。

 各数値をまとめると以下のとおりです。

  Mid
2013
Mid
2012
Mid
2011
Late
2010
書き込み 312.6MB/秒 136.7MB/秒 171.1MB/秒 184.4MB/秒
読み出し 712.1MB/秒 400.2MB/秒 168.6MB/秒 200.3MB/秒

 

 旧モデルと性能が変わらないと残念に感じている皆さん、いかがでしょうか。Mid 2013モデルのMacBook Airは、CPUのチョイスが絶妙のバランスだったと言えます。クロック周波数のベースが低く、Turbo Boost時は旧モデルと同じ速度で駆動するCPUを採用したことで消費電力量を抑えてバッテリー駆動時間を延ばすことに成功しているのです。

 そのうえで、爆速のSSDを搭載することでトータルの性能を引き上げているわけです。ストレージの速さは体感速度に直結するので、一世代前のMid 2012モデルのユーザーでも新モデルは速く感じるかもしれません。

 より詳しい検証結果は、現在制作中のMacPeople 8月号(6月29日発売)に掲載予定です。

【MacPeopleデジタル版をNewsstandでも配信中!】

Newsstand 電子雑誌をダウンロード

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります