『Airmail』
バージョン:1.0.2
価格:170円
(バージョンと価格は記事作成時のものです)
(c)Bloop S.R.L.
『Sparrow』というコンパクトなインターフェースのメールアプリをご存じでしょうか。私はこのアプリが大好きでずっと使ってきたのですが、IMAPしか対応していないという欠点がありました。このあたりは、バージョンアップで利用可能になるかと思っていたのですが、開発元が米グーグル社に買収されてしまい、今後はメンテナンスリリースになるという方針になりました。つまり、もう新機能が追加されることがないわけです。
そこで最近使い始めたのが『Airmail』です。まだこちらもIMAPサーバーオンリーですが、将来的にはPOPへの対応も検討されているようなので試しに使ってみました。
初回起動時には、図のような画面が現れます。GmailやiCloudなどのアドレスとパスワードを入力すれば、自動的にセットアップが完了します。ちなみに、「Google Apps for Business」を導入している会社のメールも、アドレスとパスワードを入力するだけでOKでした。ただし、社内LANからはセットアップの段階で処理が一向に進まなかったので、ファイアーウォールが設置されているネットワーク環境では使えないかもしれません。
メール管理画面は左から、メールボックス、サマリー、詳細という3ペインのインターフェースです。このあたりはSparrowに似ていますね。
サマリーをダブルクリックすると、メールの詳細が別ウィンドウで開きます。
複数のアカウントを使い分けられるのはもちろん、全アカウントのメールをまとめて一覧することも可能です。
環境設定では、インターフェースのデザインの変更が可能です。初期状態が「Echo」で、左が「Candy」で右が「Pro」。これらを含めて計8種類から選べます。
また、「Window」メニューから「Minisized View」を選べば、詳細画面を除く2ペインのインターフェースになります。Twitterの画面みたいですね。
新規メールの作成画面では、Sparrowと同様に添付ファイルをメールに張り付けるか、Dropboxの共有リンクを作成するかを選べます。メーリングリストなどにファイルを送る場合や、5MB以上の大容量のファイルを送る場合は、Dropboxを活用したほうが便利ですね。
Gmailなどのラベルについても環境設定で本アプリのラベルとマッピングが可能です。アカウントごとにマッピングできるので、各アカウントで異なる名称のラベルを付けていても、本アプリでまとめて「Important」などにまとめられるのは便利ですね。
スター付き、添付アプリあり、スレッドなどでメールを絞り込むことも可能です。
さらに、新規メールを受信するたびに赤い破線で区切られるので、どこからが新たに受信したメールなのか一目瞭然です。
実はいちばん気に入っているのがこの機能。環境設定の「General」で「System」欄を「Status」に切り替えると、メニューバーを持たない常駐アプリとして使えます。図のように、AirmailがアクティブになっているのにメニューバーはFinderのままですね。メニューバーを持たないため、うっかりアプリを終了させて再起動する煩わしさがないのがうれしいですね。なお、このモードに切り替えるとメニューバーに未読メールを表示する専用メニューが加わり、ここから環境設定を呼び出すことができます。
ボタンをクリックすると異常終了するなどまだまだ不安定な部分もありますが、気持ちのいいインターフェースなのでこれからは本格的に使っていこうと考えています。
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