昨年発売されたアマゾンの電子書籍端末『Kindle Paperwhite』(以下PW)を、やっと購入した。
確かに軽いしバックライトがついているので、ベッドで寝る前に読書とか、飛行機の中とかかなり使える。
バックライトをつけなければ、たっぷり読んでもバッテリーは一週間近くもつらしい。Eインク仕様のパネルなので動作はいくぶんもっさりしてるものの、太陽光の元でもハッキリ読めるし、本好きにはいいデバイスかもしれない。モノクロマンガは、もうKindleとかだけで出せばいいのにって思ってしまうほどだ。
佐々木俊尚氏が「Kindleは本しか読めないので逆に本に集中できる」と言っていたが、確かにスマフォやタブレットで電子書籍を読むと、ついつい他のこと、たとえばSNSを見たりしてしまいそうになる。実は同時に『Kindle Fire HD』も購入したのだが、PWのほうが軽いしバッテリーももつし、読むという意味では適したデバイスと言えるのかも。
Kindleの良いところは、Amazonで発注して送ってもらえば、あらかじめ自分のアカウントに紐付けされているのでほとんど“はい”をタップしていくだけで登録が終了するところ。これは非常にラクチンで、Kindleの強みといえるだろう。
その点、楽天のKoboは自ら設定してアカウントを紐付けさせないといけないらしい。そういった点を踏まえると、ほかの電子書籍リーダーは厳しいと感じてしまうな。
■今週のガジェット■
『Kindle Paperwhite』
アマゾンが満を持して発売した6インチの電子書籍端末。購入したコンテンツは無料のクラウドに保存できる。
↑専用の『Kindleストア』ストアも大盛況で、Kindleでヒットし、紙の本からデビューする作家も生まれている。
発売 アマゾン(関連サイト)
実売価格 7980円(3G版1万2980円)
■今週の近況■
ガンホーの株価上昇で孫泰蔵会長も富豪入り
ガンホーの時価総額が一兆円を超えて、孫泰蔵会長の資産総額もスゴいことに。彼のことは小学校から知っていて、ずっと同じ学校、同じ商売だった。ガンホー立ち上げの元となる『ラグナログオンライン』の権利取得もライブドア時代に争った身だ。彼はオンラインゲームを愚直にやり続け、ついに『パズル&ドラゴンズ』でメガヒットを飛ばした。短期間でダイナミックな変化を遂げるのがこの世界。もっとたくさんの才能が参入してくることを祈る。
※この連載は週刊アスキー2013年6月11日号(2013年5月28日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』
7,980円
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