本日20日auから、夏モデルとしてAndroidスマートフォン4機種が発表されました。auは端末を絞り、厳選したラインナップで夏商戦に臨んでいるわけですが、個人的に大注目のHTC製Androidスマートフォン『HTC J One HTL22』(以下HTL22)を、タッチ&トライコーナーでじっくり触った感想をお届けいたします。
美しすぎるフルメタルボディー |
まず最初に手に取ってすぐ気づくのが、フルメタルボディーの剛性高すぎさです。薄型軽量と剛性感は反比例するもので、HTL22は薄さと軽さにおいて突出した存在ではないですが、ボディーの強固さは群を抜いています。つねに手のなかに握って使うスマートフォンに、質感の高さや所有感を満たすナニカを要求するのであれば、iPhone5よりも高いレベルでユーザーの期待に応えてくれるはずです。
暗所に強い“HTC UltraPixel Camera” |
バーなどでも明かるく撮影できる |
HTL22のリアカメラセンサー画素数が400万画素と聞いたとき「ピピン!」と想像つくわけですが、“HTC UltraPixel Camera”は、ひとつの画素サイズが非常に大きく、より多くの光を取り込むことができます。
HTCによれば、ひとつの画素の面積は、800万画素センサーの2倍、1300万画素センサーの3倍であり、1300画素センサーと比べると約300%以上の光を取り込み、約50%のノイズ低減を実現しているとのこと。
エンターテイメントカメラモード“HTC Zoe” |
全員を笑わせたり…… |
分解写真も生成できる! |
カメラモードのひとつである“HTC Zoe”では、シャッターを押す1秒前から4秒間の20枚の写真と、3秒間のフルHD動画を1回のシャッターで撮影します。それらからベストな1枚を選べるのはもちろんのこと、“スマイルレタッチ”では写っている全員の笑顔を複数枚の写真から抽出し、全員が最高の笑顔の写真を生成できます。
また“連続写真”では、多重露光による分解写真をこれまた手軽に生成できるわけです。
『GALAXY S4』もカメラの独自機能に力を入れていますが、この分野は今後各メーカーが競い合う戦場になりそうです。
デュアルフロントスピーカー |
エンターテイメント機能としては、端末の上下に設けられたデュアルフロントスピーカーも見逃せません。最近は就寝前にベッドの上で動画を鑑賞している人も多いのでは? huluでの映画や、YouTubeでのミュージックビデオを迫力の高音質で楽しめます。
ざわついた発表会場でも十分な音量で聞こえたので、今度はもう少し静かな環境でじっくりと音質を試してみたいですね。
最新情報を確認する“HTC BlinkFeed” |
HTC端末と言えば独自のホーム画面やウィジェットに定評ありますが、HTL22にはニュースやSNSの最新情報をホーム画面に表示する“HTC BlinkFeed”が搭載されています。
HTL22ならではの要素は“auスマートパス”に対応していること。最初から日本に特化した情報が提供されているので、あとからニュース情報をカスタマイズする手間はほとんどなさそうです。
子機となる『HTC J One Mini』 |
ファッション性高い『HTC Battery Bar』 |
高画質で楽しむ“ポータブルフルセグチューナー” |
専用ジャケット『HTC J One Hard Shell Double Dip Flip』 |
高級イヤホン『urbeats / W』 |
HTL22をバッグに入れたまま、通話や受信したメール件数を確認できる子機『HTC J One Mini』を筆頭に、専用アクセサリーも充実。フラッグシップ端末として、端末自身のハイパフォーマンス・高機能が追求されているだけでなく、アクセサリー類も充実している点もうれしいところです。とくにデザイン性を重視する人は、統一したデザイン、カラーで世界観を揃えられるのがうれしいのでは?
きゃりーぱみゅぱみゅさんもオススメ? |
auが共同開発で注力したHTC製Androidスマートフォン『HTC J One HTL22』。夏モデルAndroidスマートフォン選びの最右翼にいることは間違いありません。
●おもなスペック
OS:Android4.1
通信:LTE/3G
ディスプレー:4.7インチ液晶(1080×1920ドット、469dpi)
CPU:APQ8064T(1.7GHz、クアッドコア)
メモリー(RAM):2GB
内蔵ストレージ:32GB
カメラ:約400万画素(インカメラ約210万画素)
サイズ/重さ:69(W)×10.5(D)×138(H)mm/157g
HTC J one HTL22
メーカー:HTC
キャリア:au
発売日:6月上旬以降発売予定
予想実売価格:3万円台半ば
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