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Jawbone UPのハックで盛り上がった国内初ユーザーミーティング@豚組レポ

2013年05月20日 13時00分更新

Jawbone UP 第1回ユーザーミーティング
会場となった東京・六本木の豚組しゃぶ庵のミーティング会場。マイクやプレゼンに使えるプロジェクターまで完備というのは、IT業界関係者の間で知名度高い同店ならではと思わせる装備。

 4月の発売後、即完売となっていまだに品不足が続いているライフログリストバンド『Jawbone UP』の国内初となるユーザーイベントが5月17日(金)、東京ミッドタウンにほど近い豚組しゃぶ庵にて開催された。週アス編集部イトーもユーザーとして参加してきたので、参加者目線でレポート。

 このユーザーイベントはガジェット界隈での多彩な活動でしられるITジャーナリスト/キャスタリア社取締役研究責任者の松村太郎氏の呼びかけによるもの。当日は50名ほどの参加者が集まって、まずは手に入れたUP by Jawboneの使い方談義で盛り上がった。
参加者の属性を見てみると、僕みたいなメディア関係者の友人知人の筆者・記者も複数いたり、アップル系のユーザーグループ関係者、SIerをやっているというビジネスマンなど、幅広い属性の人が集まっていた印象。

Jawbone UPユーザーミーティング
右がユーザーミーティングを主催した松村太郎氏。左はITジャーナリストの本田雅一氏。

 なんらかのガジェット好きやPC/IT業界で仕事をしている人多数の集団なので、とりあえず名刺交換を……となるのはこの手のイベントによくある流れの通り。僕も何名かの方と話させていただいて、「え、あの会社の人ですか!」という方が何名かいらっしゃったり、UPと無関係の話もなかなか楽しかった。

 Jawbone UPという共通点で集まった皆さんの話題の中心は、やはりこのガジェットをどううまく使うか、ということ。“使いこなし”ではないところがポイントだ。
 UP自体の機能は、基本的には睡眠時間と歩数(+消費カロリー)を記録し、内蔵バイブで活動の停滞や目覚ましをしてくれるというもので、わからない機能というのはまずない(使わないという機能はあっても)。

 自分自身の使用感から感じるのは、肌身離さず身につけて自分の活動を記録していると、ふだんは気づいてなかった自分の行動や生活パターンに気づいて、それがまず楽しい。自分の活動が見える化されると、次にUPを使って生活やリズムをもうちょっとイイ感じに方向修正できるんじゃないかな?という興味がわいてくる。この”イイ感じに”というのが、UPを”うまく使う”という部分。
 睡眠記録を中心に使っている僕の場合は、レム睡眠サイクルでシャキッと起きて早朝や妙な時間にこなす仕事の効率をあげる、みたいなことだ。自分自身をハックする、みたいな感覚ですね(僕だけかもしれませんが)。

Jawbone UP 第1回ユーザーミーティング
↑右からAppBankの楯記者、そして同じくAppBankの記事でおなじみのkazuend氏。二人揃って手慣れたキメ顔。
Jawbone UP 第1回ユーザーミーティング
ライトニングトークに飛び込み参加したユーザーの方。プレゼン資料付きでJawbone UP、NIKE Fuel Bandの比較を披露してくれました。
Jawbone UP 第1回ユーザーミーティング
↑Fitbitに×がついてるのは、「本当は3製品比較をしたかったけど、Fitbitは持ってないので(笑)」。Fuel Bandは日本未発売とはいえ同じリストバンド型で気になってる人も多いでしょうからちょうどよかったかも。実際、会場では「Fuel Bandも持ってる」という人も何人か見かけました。

 会場では”自分流のUP活用法Tips”がいくつか披露され、「どうしても眠い、でも朝までに仕事を終わらさなきゃ、というときにアイドルアラートを使って1時間寝て1時間仕事を繰り返して、眠気を飛ばす」「生活が完全に昼夜逆転してるけど、バイブのアラートを使って起床してる。逆転生活にもUPは使える」――と必ずしも健康的ではないものも。とはいえ、“自分ハック”というイトー目線的にはどっちも納得できる。

Jawbone UP 第1回ユーザーミーティング
昼夜逆転生活にもUPは使える!と語った参加者。不健康生活ハックに使ってる人も意外と多かった気がします。
Jawbone UP 第1回ユーザーミーティング
ユーザー競争企画「一週間にもっとも歩いた人」で優勝した方。営業職なので成績は歩数に比例する!だそうです。ちなみに当日の賞品は企画協力のトリニティーさんからの提供。

 ちなみにイトーが披露したTips(というほど大げさなものではないですが)は、「Jawbone UPの睡眠モードへの切り替え絶対に忘れない方法」。買ってスグ思いついたものだったため誰でもやってるだろうと考えてたら、同席の人たちに「へぇ〜」と感心されたのでLTの中でご紹介したもの。実践方法はあまりに簡単で、「家に帰ったら即座に睡眠モードに切り替える!」これだけ。
 自宅にいる時間のカロリー消費は全体からは無視できるレベルなので、ボタンを押し忘れる前に押そうという作戦だ。
 実際に寝る数時間も前から睡眠モードに切り替えて大丈夫なの?と思う人もいるだろうけど、経験上UPの寝入り検出はかなり正確。睡眠ログ的に”寝入りの悪い人”になってしまう以外は、実用上は問題ない。もちろん、Jawbone社が推奨する使い方ではありませんが。

 ついでに書いておくと、僕のLTの中で言った個人的要望は「Power Napモードの設定を、現状の2時間以内から最長10時間程度まで伸ばしてほしい」ということ。PowerNapとはお昼寝タイマーで、昼食後などに数十分の昼寝をして活力をあげるためのものだ。このモードはいつでもボタンクリックで呼び出せるので、本来の数十分という使い方ではなく3時間や6時間という数字に設定できれば、「今から3時間だけ仮眠」といった使い方ができる。

 逆に、今の機能では3時間後に起きるためにスマホと同期して目覚ましを設定……というのが結構面倒なのだ。実装自体もおそらく簡単なはずなので、Jawbone社にはぜひ検討してほしいところ。設定時間が長くなることで、長めの会議の区切り確認とか、余暇時間の管理に使うとか、UPのバイブ機能を効果的に使える幅が広がるんじゃないろうか。

Jawbone UPのPowerNapモードへの切り替え方
Jawbone UPユーザーミーティング
↑トリプルタップで、3回目を長押し!が正解。インジケーターが素早く3回点滅したら、モードが切り替え成功。

 ちょっと話題が逸れてしまったが、Jawbone UPのリアルユーザーを間近に感じられたユーザーミーティング。こういう会ならではのプレゼント企画もあって、第1回としては大いに盛り上がった。今後の2次ロットの入荷後はさらにユーザーが広がるはずで、第2回ユーザーミーティングは開かれるのか?開かれるとしたらどうなるのか? とても気になるのだ。

Jawbone UP 第1回ユーザーミーティング
UPとはまったく関係ないけど参加者が持ち込んでいて気になったガジェット。GoProのHERO3の足にキッチンタイマーを取り付けて、タイムラプス動画を撮影していた、とのこと。この回転雲台、アリですね。

●関連サイト
UP by Jawbone公式サイト

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