本日4月26日、サムスン本社のある韓国でGALAXY S4が発売になった。おなじみケータイ研究家、山根博士にS4を買うのか、またどこに惹かれているのか、物欲赴くまま語ってもらった(in韓国)。
↑このインタビューは韓国ソウルの某ホテルで行ないました。 |
※写真に写っている端末は『GALAXY Note II』です。
G鈴木(以下G) ニューヨークのイベントに取材に行かれてますが、GALAXY S4を初めて見たときの感想からお聞かせください。
山根博士(以下山根) サイズがS IIIとほとんど変わらないのに画面が大きくなったのが驚きでしたね。ポリカーボネイトのボディーが写真で見ていたより高級感がありました。そして、もちろんサクサク動くと。それがすごく気持ちよかったですねえ。
G スペック偏重の日本ではオクタコアに注目が集まっていますが、オクタコア、クアッドコアの違いについてはどのように捉えていますか? 実際に自分が購入するときに、どちらかを選べるとしたらどちらを選びますか?
山根 今回のオクタコアは単純な高速化ではなくて、高速な4コアと、省電力の4コアの構成ですから、高速化だけではなくより長時間利用できるように考えたバランスを意図して選択されたものです。触ってみると体感的にはどちらもほとんど変わらなかったので、むしろCPUの差より、高速なLTEに対応していることや、LTEでもより多い周波数に対応したものを選びますね。
G ニューヨークの初お披露目、韓国ソウルでのワールドツアーでも、スペックよりSmart Scrollなどの独自機能のアピールに重きを置いていました。これら独自機能は、実際の利用シーンで便利に、そして楽しく使えるものなのでしょうか?
山根 いままでも類似の機能やアプリは存在していましたが、S4ほどの高いスペックを持ったハードに最初からそのような独自機能が組み込まれていることで、アプリを探す必要がないこと、すぐに使えること、そして連携がスムーズであることは大きなアドバンテージがあるでしょう。
G 今回はS Healthなどのアクセサリーが充実し、またサードパーティー製の健康器具が対応していくこともサムスンは期待しているようです。これらを実現するサムスンのオープンAPI戦略は成功するのでしょうか? また山根さんは自分ではどのアクセサリーを購入するつもりですか?
山根 スマートフォンと連携する健康機器はいくつかありましたが、S4が初めて温度センサーや湿度センサーを組み込んで、ハードウェアメーカー自らがスマートヘルス分野に真剣に考え始めた最初の製品としてエポックメイキング的な位置づけにあります。いくつかのサードパーティーが健康機器をS Healthに対応させるようですし、S4がたくさん売れることは間違いないことなので、むしろS Healthに対応しないとサードパーティーは多くの商機を逃すことになるかもしれません。私が買うアクセサリーはS Health系ではないですが、画面が一部開いた『S View Cover』を買う予定です。7色も出るということで、どの色を買うかすでに悩んでいます。
↑山根博士がすでに購入を決定している『S View Cover』。 |
G それでは最後に、山根さんは香港在住かつ、海外取材が多いわけですが、どの国のGALAXY S4を購入する予定か聞かせてください。
山根 本当は日本で出るであろうS4を買いたいですが、待ちきれません。グローバルモデルの香港版を買うのが自分にとっては最適なんですが、香港でも発売前から予約が殺到しており、しばらく入手できそうにありません。そうなると世界で一番最初に発売になる韓国版をなんらかの方法でぜひ入手したいところです。
G 僕もです!
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