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新年度はMac内をリフレッシュ! MacやWinからのマシン移行術も|Mac

2013年04月02日 20時30分更新

 新年度がスタートし、新社会人のフレッシュな姿が目にまぶしい季節ですね。部署異動や転勤などで生活が大きく変わった人も多いのではないでしょうか。生活の変化を機に(言い訳に?)「念願のMacBook Airに買い替えちゃったぜぇ〜」とか「心機一転マシンの中をキレイにしたい」なんて人に“俺得”な「マシン移行術」&「マシン内スリム化方法」をサクッとご紹介します。

■Windows→Macの移行

「移行アシスタント」を使えば手早く簡単に移行が可能ですが、アシスタントで移せないOutlook以外のメールデータはどうすれば? さまざまな方法がありますが、Gmailを介して簡単に移行できます。また、移行アシスタントを使わず手動でファイルを移す方法はいくつかありますが、Dropboxや「ファイル共有」機能が便利です。

Outlook以外のメールソフトからGmail を利用してメールを移行
マシン以降&スリム化プラン
ウィンドウズで使っていたメールソフトがIMAPに対応していれば、Gmailを介して移行できる。移行元のメールソフトでGmailのIMAPアカウントにフォルダーを作成し、メールデータを移動( 図は 「Becky!」)。マックの「メール」アプリで、そのフォルダーからメールを取り出せばOKだ

 また、Windowsで使い慣れたキーボードをMacで使うなら「半角/全角」キーで日本語入力を切り替えられるようにしたいですね。これは、フリーソフト「KeyRemap4MacBook」で行えます。MS IME/ATOK/Google日本語入力にのユーザー辞書に登録していた単語をMacに移すには、一言でいうと書き出したファイルを持って行って読み込めばOKです。Macの「ことえり」に読み込むためには、データの形式を編集する必要があります。

■Mac→Macの移行(丸ごとコピー編/移行アシスタント編)

 鉄板アプリ「Carbon Copy Cloner」を使えば、システムを起動可能な状態で丸ごとコピーできるのをご存知でしょうか? 丸コピーでは不要なファイルもすべてコピーされてしまうので、実行前に使わないアプリやユーザーを削除して、できるだけシステムをキレイな状態にしておきましょう。これが、丸ごとコピーの極意です。

「Carbon Copy Cloner」でボリューム丸ごとコピー
マシン以降&スリム化プラン
システムを丸ごとコピーする方法には「ディスクユーティリティ」の「復元」を使う方法があるが、特定のファイルやフォルダーを除外してコピーするといった操作ができない。この点で優れているのが「CarbonCopy Cloner」。システムを起動可能な状態で、外付けハードディスクなどに丸ごとコピーできる

 

■Time Machineのリフレッシュ

 ストレージ容量を食いがちなTime Machineのバックアップファイルは、Finder上でコピーするとエラーが発生します。より大きなディスクに移行するには「ディスクユーティリティ」の「復元」を使ってコピーします。データの消失に備えるには、自宅とオフィスの両方にバックアップを取ると安心。ただ、Time Machineのバックアップは常に差分である点を覚えておかないといけません。この仕組みを理解して運用しましょう。

■Boot Camp環境の移行

 光学ドライブがない最近のMacでは、Boot Camp環境に入れるWindowsのインストールDVDをイメージ化すると便利です。また、「Windows転送ツール」を使えば、旧マシンのBoot Camp環境を新マシンのBoot Campに移行することもできます。

■重複ファイルの削除で容量削減

 iTunesはファイルが重複しがちです。標準機能で探し出すこともできますが、同じ曲名のファイルが重複とみなされてしまい使い勝手が悪いですよね。高精度に検出できるアプリでストレスなく重複を見つけましょう。また、iCloudやGoogleで連絡先やカレンダーのデータが重複して増え続けてしまう場合は、一度同期をオフにしたりアカウントを削除するなどして解決できる場合があります。

■モバイルマシン向けの容量削減

 64/128GBのSSD搭載マシン向けは容量が少ないので、使用頻度の低いデータを整理したりクラウドサービスをローカルドライブのように使うと便利です。サブマシンとして割り切るなら、iTunesのライブラリデータをローカルに保存せずに活用するのもいいでしょう。

 
 ……といった具合で、かゆいところに手が届く移行術&リフレッシュ方法をご紹介しました。具体的な手順や画面は、MacPeople 5月号(3月29日発売)の「マシン移行&スリム化プラン」特集でじっくりチェックしてみてください。新入社員のフレッシュな彼らのようにマシン内をすっきり掃除し、さわやかな気分で2013年度もがんばっていきましょう!

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