ルーターから離れた電波の弱い場所で活躍する中継器って知ってる？

2013年03月26日 13時00分更新

中継器で家中すみずみまで高速ＷｉＦｉ化

ルータから離れた場所の電波を延長

　スマホやタブレット、ゲーム機など、家庭にはWiFi端末がいっぱい。子供部屋やバスルームでも、安定したネット環境がほしい。しかし、アンテナ強度の弱いWiFiルータを使っている場合、部屋によってネットにつながりにくいことも。ルータを買い換えると、すべてのWiFi端末を設定し直さなくてはならず、手間がかかる。
　そこで“中継器"の出番だ。エレコム/ロジテックの『LAN -RPT01BK』は、コンセントに挿すだけでWiFiのエリアが広がり、ルータから離れた場所でも快適につながるようになる。価格も手ごろでルータを買い換えるよりも経済的だ。


家じゅうのあちこちでWiFi端末を快適に
中継器でWiFiの電波を中継すれば、今まで電波の弱かった2階や離れなど、家中どこでもスマホやタブレット、ゲーム機で高速ネットが楽しめる。

業界最小！ WiFi中継器
『LAN-RPT01BK』
●エレコム/ロジテック
●直販価格 4980円
既存のWiFiルータの電波を延長して、電波の届きにくい場所の通信速度を改善する中継器。IEEE802.11b/n/gに対応し、最大300Mbps(理論値)の高速通信が可能。届きにくかった場所とルーターの中間付近に設置するだけで、家のすみずみまで電波が届き、最大で10台までの機器を同時接続できる。サイズは32(W)×140(H)×26(D)ミリと業界最小。


コンセント式で配線なし！
超小型のコンセント直付けタイプだから、場所をとらずお部屋スッキリ。

こんな人にオススメ!
●ルータを買い換えるのはもったいない
今のルータでも近くは快適につながるから、買い換えはもうしばらく先延ばしして、離れた場所の電波だけ改善したい。
●離れた部屋や寝室の電波が弱い
鉄骨系住宅は別階へ電波が届きにくい。子供がPCやスマホを使うようになったら、2階の部屋も高速WiFiにしよう。
●お風呂場でネットを楽しみたい
お風呂場はワンセグの電波が届きにくい。高速WiFiが入れば、タブレットなどを持ち込んでネット動画が見られる。

コンセントに挿すだけでらくらくセット

電波強度ランプで設置場所がわかる

　中継器の設定は、部屋の壁コンセントに取り付けて、WPSボタンで親機のWiFiルータと接続するだけ。PCやスマホなどのWiFi端末側の設定は不要だ。効果的に使うには、ルータの場所と電波の弱い場所の中間付近に設置するのがポイント。中継器に十分な電波が届いていないと意味がないので、電波の強度をランプで確認して設置場所を決めよう。

ルータから遠い場所まで電波が届く

離れた部屋やお風呂場も高速に

　通信業者が無料で配布しているWiFiルータなどは、ワンフロアのマンションでもすみずみまで電波が届きにくい。そこで、65平方メートルの鉄筋マンションで通信速度をテストしてみた。テストでは、ルータから遠く、回線が途切れがちだった寝室は、中継器を経由することで約13倍の安定したレベルまで速度が改善された。2階建ての木造住宅や離れの電波延長にも効果的だ。


電波の届きにくい場所の速度が大幅アップ！
親機はWiFiルータ『LAN-W300N/P』を使用。jperf2.0.0を使ってルータと有線接続したPCと、無線接続のPC間のスループットを20回ずつ測定し、平均値を算出。

旅先のホテルでも部屋のすみずみまで
モバイルルータで手軽にWiFi化

ホテルの有線LANをWiFiで使える

　出張や旅行中も高速にネットしたい。インターネットが使えるホテルが増えてきたが、客室内は有線LANであるケースが多い。そこで持っていると便利なのが有線LANを手軽にWiFi化するモバイルルータだ。有線LANから離れたベッドやソファでノートPCやタブレットをくつろぎながら使える。複数のWiFi端末を同時に接続できるので、家族旅行にもオススメのアイテムだ。

有線LANをWiFi化
『LAN-W300N/RS シリーズ』
●エレコム/ロジテック
●直販価格 3480円
有線LANにつなぐだけでWiFi接続できるモバイルルータ。最大300MbpsのIEEE802.11nに対応し、動画の再生や大容量データのダウンロードもスムーズだ。


スマホアプリでカンタン接続
Android、iOSに対応した専用アプリを使うと、QRコードで接続設定できる。WPSボタンでの設定も可能だ。