dynabook V632/26HS |
予想実売価格14万円前後(3月下旬発売予定) |
春モデルの発表から早1ヵ月。東芝の隠し玉的ウルトラブックが登場。dynabook V632は、13.3インチ液晶(1366×768ドット)を採用しながら、最厚部17.9ミリ、重量約1.21キロの薄型軽量ウルトラブックだ。
R632にあったギガLANポートやD-Sub15ピン出力などのビジネス用途向きのインターフェースを排し、初めてウルトラブックでharman/kardonスピーカーを採用するなど、よりプライベートな使い方に寄せたモデルとなる。
そして、最大の注目点は公称13時間をうたう驚異のバッテリー駆動時間だ。ちなみに重量1.12キロ、厚さ15.9ミリのR632は約9時間駆動となる。内部の基盤は高密度実装で約33%縮小したというので、単純に搭載できるバッテリー容量が増えたと考えるべきだろう。なお、フットプリントも316(W)×207(D)ミリと奥行きが2センチほど短くなっている点も注目。
インターフェースはUSB3.0×2、HDMI出力、SDカードリーダーと必要最低限。通信機能は802.11a/b/g/nとBluetooth4.0を備える。メモリーは8GBとたっぷりあり、付属のAdobe Photoshop Elements11やPremiere Elements11でがっつり写真/動画編集できる。
CPUはCore i5-3337U(1.8GHz)、SSDは128GBにWindows8と標準的な現行ウルトラブックの仕様。液晶解像度は東芝らしいいつもの1366×768ドットだが、パネルは光沢タイプとなる。映像補正機能“Resolution+”には新機能“テクスチャエンハンスメント”が追加し、写真のシャープネスやコントラストを自動補正して再生できる。
キーボードはバックライトを搭載するほか、両端から中央にかけて0.2ミリの凹みをつけてタイピングしやすくなった。キーピッチも19ミリと十分。キー押下時の返しも、R632よりも強く、打鍵感が強化されている。
harman/kardonスピーカーはボリューム大きめでもR632では気になった筐体のびびりがなく、dts Studio Soundとの併用で重厚なサウンドが聴ける。「ウルトラブックって薄くて軽いけど、バッテリーとかスピーカーとか基本的な部分がちょっと物足りないんだよなー」と考えている人にぜひオススメしたい1台。
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東芝dynabook
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