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光学20倍ズームで最小最軽量ソニー『サイバーショット DSC-WX300』

2013年03月14日 12時30分更新

文● 週アス編集部 撮影●岡田清孝

光学20倍ズームで最小最軽量
気軽に持ち歩ける高倍率コンパクト機

『サイバーショット DSC-WX300』
●ソニー(関連リンク)
●予想実売価格 3万3000円前後
3月15日発売予定(ブラック、ホワイト)
4月5日発売予定(ブラウン、レッド、ブルー)

922_WX300

ソニーが変える高倍率機の新トレンド

 光学10倍ズーム機並みの小型ボディーに光学20倍の高倍率ズームを搭載したコンパクト機。
 光学20倍クラスは、各社が撮影機能の充実や、さらなる高倍率化を図る激戦区だが、ここまでのコンパクト化は、これまでにないトレンド。“パスポートサイズ”のハンディカムや、ウォークマンでみせたソニーの真骨頂“小型化”の流れを見事に受け継いだ製品といえる。

ライバル&旧機種とサイズ比較
メーカー 機種名 横(W) 奥行き(D) 高さ(H) 単位:mm
ソニー DSC-WX300 96 25.7 54.9
パナソニック DMC-TZ40 108.3 27.7 58.9
ソニー DSC-HX30V 106.6 34.6 61.9

 

 ここまでコンパクトになると、性能が気になるが、高倍率ズームの望遠撮影で心配なブレは、強力な手ブレ補正がサポート。光学20倍の望遠撮影でも60分の1秒程度のシャッタースピードでブレずに撮影ができた。飛び抜けた性能ではないが、このサイズで叶えているのが素晴らしい。さらに、カメラを構えた状態で常時補正しているのもポイント。液晶画面が揺れないため、“構図が決めやすくるなる”というメリットが生まれる。
 等倍から20倍までのズーム移動は3秒弱と動作速度は標準だが、AF速度は素早く、明るい屋外なら最大望遠時でもピント合わせがもたつくことはない。

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↑突起部を除く最薄部は20.3ミリ。最大望遠時にレンズを繰り出した全長は、実測で約73ミリと光学20倍ズームでもコンパクトだ。

 画質はシャープ感があり色乗りのよい発色。望遠側で拡大してみると輪郭のにじみはあるが、広角側のゆがみは補正され周辺描写の乱れもわずか。レンズ口径が小型化したことを考えれば十分満足のいく画質だ。

等倍
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光学20倍
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超解像40倍
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WiFiでSNS連携、バッテリーも長もち

 昨今のデジカメのトレンド“WiFi機能”ももちろん搭載。スマホから専用アプリで、リモート撮影や画像転送が可能。

スマホでシャッター
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↑スマホにライブビューが表示され、リモート撮影できる。記念写真でリモコン替わりに最適。

 弟分の『WX200』では、WiFi利用時のバッテリーの消耗具合が気になったが、大容量バッテリー採用の『WX300』は、約100枚ほど撮ったあとに、3回のリモート撮影と50枚の画像をスマホに転送しても、バッテリーの目盛りは減らなかった。

満充電で500枚撮れる
922_WX300
↑一般的なコンパクト機は350枚前後。小旅行はこれ1台でよさそうだ。

 GPS非搭載だけが残念だが、高倍率ズームにWiFi、スタミナバッテリーを備えた小型ボディーは、気ままなお散歩や荷物を減らしたい旅行のお供に最適な1台だ。

『WX300』エフェクト作例

イラスト調
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パートカラー
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絵画超HDR
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トイフォト
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●SPEC
撮像素子 1/2.3型裏面照射型CMOSセンサー
有効画素数 1820万画素
レンズ 光学20倍ズーム、F3.5-6.5、35ミリ換算25〜500mm
液晶 3インチ(約46万ドット)
記録メディア SDXCカード、メモリースティックXC-HGデュオ
動画記録 AVCHD/MP4
サイズ/重量 96(W)×25.7(D)×54.9(H)mm/約166g(撮影時)

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