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Macでどのセキュリティーソフトを使ったらいいのかわかりません|Mac

2013年03月18日 21時00分更新

MacApp03

『Sophos Anti-Virus for Mac Home Edition』
バージョン:8.0.11C
価格:無料
(バージョンと価格は記事作成時のものです)
(c) 2003-2012 Sophos Ltd.
外部リンク:アプリを入手する

 Macはウイルスに強いとよく言われます。昔は、Macがいまよりもずっとマイナーな存在で、ビジネスの現場ではあまり使われなかったので、ウイルス作成者もわざわざMacを標的にしなかったという側面がありました。OS 9まではプログラミングも大変でしたし。しかし、iPodやiPhone、iPadのなどのiOSデバイスの大ヒット、そしてMacBook Airの人気が高まるにつれ、プライベートはもちろん、ビジネスでもMacを使うユーザーがかなり増えています。

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 しかし、これだけ注目されているMacでもウイルスが爆発的に増加したというニュースは聞いたことがありません。実はOSレベルで、怪しいアプリなどは起動できないようにする機能が組み込まれているのです。最新のMountain Lionでは、「システム環境設定」の「セキュリティーとプライバシー」パネルの「一般」タブで怪しいアプリの起動を禁止する設定が可能です。具体的には起動を許可するアプリを、「Mac App Store」から入手したアプリのみ、「Mac App Store」とアップルの認証を受けた開発者のみ、すべてのアプリ——の3段階から選べます。

 この設定を施すことで、アプリ型のウイルス(マルウェア)の動作を遮断できます。基本的にこの設定だけで、ウイルスからの攻撃を防御できるでしょう。通常は「Mac App Storeと確認済みの開発元からの〜」をチェックしておけばOKです。

MacApp03
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 ちなみに、個人的に信頼できる開発元でもアップルに認証されていなければ、未知のアプリとみなされて起動できません。その場合は、右クリックでコンテクストメニューから「開く」を選びましょう。

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 すると、図のようなダイアログが現れるので「開く」ボタンをクリックすれば起動可能です。

 なお、このOS Xの標準機能では、マクロウイルスなどのアプリ以外のものの動作は制限できません。マクロウイルスとは、主にMicrosoft Officeのマクロ機能を使って、Excelなどのアプリを介してパソコンに損害を与えるものですが、Mac版のOfficeに備わっているマクロ機能ではシステムの中枢までは制御できないため、検知・除去できなくても実は問題ありません。

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 とはいえ、Windowsユーザーとメールをやり取りする際などにマクロウイルス付きの添付ファイルを送ってしまうのは絶対に避けたいところ。そこで活躍するのが無料で使えるウイルス対策アプリ「Sophos Anti-Virus for Mac Home Edition」です(外部リンク:Sophos Anti-Virus for Mac Home Edition)。Macユーザーであっても聞き慣れない会社名ですが、主にに企業向けのセキュリティーアプリやサービスを実施している企業です。

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 英語ですが、Macに感染するウイルスのデータベースも充実しています。

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 このアプリでは、ローカル検索のほか特定のフォルダーのみをチェックすることも可能です。

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 常駐型なので、ウイルスなどを発見した場合はその旨をダイアログで知らせてくれます。

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 ウイルス定義ファイルは定期的に更新されるので安心。無料なのでサポートなどは受けられませんが、とりあえずこのアプリを入れておけば大丈夫でしょう。

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 Sophos Anti-VirusでMacやWindowsのウイルスは除去できたとしても、最近はSNSのスパムなどが問題になっています。これを防ぐためにはもう1つアプリを入れておけばいいかもしれません。そこでお勧めなのが「iAntivirus」。

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 こちらはWindowsのウイルス検知ができませんでしたが、Facebookのスパムコメントのチェック機能を備えているのが特徴です。「友人が書いているURLだから大丈夫と思ってクリックしたら変なサイトに接続させられたうえ、FacebookでそのURLを広めるコメントが勝手に書き込まれていた」などの被害を経験したことがあるなら、インストールしておきましょう。

 ここまで読んで、じゃあ市販のウイルス対策アプリなんていらないじゃんと思うかもしれませんが、市販製品はウイルス定義ファイルの更新頻度が高い、不正アクセスへの対処も可能など、有料版ならではのさまざまな機能が備わっています。もちろん、サポートもしっかりしていますので、外部公開するサーバーマシンなどには市販製品を導入したほうがいいでしょう。

 


『Sophos Anti-Virus for Mac Home Edition』
バージョン:8.0.11C
価格:無料
(バージョンと価格は記事作成時のものです)
(c) 2003-2012 Sophos Ltd.
外部リンク:アプリを入手する

『iAntivirus』
バージョン:1.1.3
Mac App Store価格:無料
(バージョンと価格は記事作成時のものです)
(c) Symantec Corporation

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