週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ランボルギーニ50周年記念モデルのヴェネーノは300万ユーロ(365,357,142円)だけど、すでに完売

2013年03月07日 00時00分更新

Lamborghini Veneno

 今まで何度もランボルギーニの最新車を紹介してきたけど、とうとう極まった限定車が登場! スタイルも価格も異世界の出来事のようで、あとにも先にもこれ以上のリリース記事を書くことはないと断言します。世界限定3台の販売で、価格は税別で300万ユーロ。3月6日のレート121円換算で365,357,142円(税別)、3億円オーバーです。消費税だけで18,267,857円だけど、もし7%になったら25,574,999円になっちゃう!

Lamborghini Veneno

 価格に取り乱しましたが、このランボルギーニの50周年記念モデルは、恒例の闘牛の名にあやかって『Lamborghini Veneno(ランボルギーニ・ヴェネーノ)』という名前が付けられている。史上最強で、最も攻撃的で、最も俊足な一頭で有名だそうだ。もちろん、そんな名称なわけだから、性能もスタイリングも想像の範疇を越えたものだ。

Lamborghini Veneno

 週アスだから、リッジレーサーやFORZAやグランツーリスモの課金バリバリのSPカーの写真載せてるんだろう、というくらい強烈。造形が複雑で、リアまわりがどうなっているのか、写真ではわからないくらいだ。ジュネーブモーターショーでのワールドプレミア写真を一気に掲載するので、ぜひ拡大して見てほしい。

Lamborghini Veneno
Lamborghini Veneno
Lamborghini Veneno
Lamborghini Veneno
Lamborghini Veneno

 ロト6をキャリーオーバーして、なおかつひとり勝ちすればなんとか購入できる額に、いつかはランボルギーニの私も脱力を感じざるを得ず、以下、リリースで紹介します。

アウトモビリ・ランボルギーニ、設立50 周年を記念して公道走行可能なレーシング・プロトタイプのスーパー・スポーツカー『ランボルギーニ・ヴェネーノ』を発表

 アウトモビリ・ランボルギーニは、設立50周年に当たる今年、ジュネーブ モーターショー2013において、50周年記念モデルで大変希少である『Lamborghini Veneno(ランボルギーニ・ヴェネーノ)』(以下、ヴェネーノ)を世界限定3台で発売すると発表いたしました。一貫して空力学の最適化とコーナリングの安定性に重点が置かれたデザインは、ヴェネーノにレーシング・プロトタイプのリアルな迫力ある体験を与えながら、公道走行できる認証基準を満たしています。このヴェネーノの最大出力は 552kW/750hpで、0-100km加速はわずか2.8秒。そしてこの公道仕様のレーシングカーのトップスピードは355km/hに達します。価格は税別300万ユーロで、すでに全3台の買い手が決まっています

Lamborghini Veneno

 ヴェネーノは、排気量6.5リッターの12気筒パワーユニットに加え、超高速シフトを誇る7速 ISR (インディペンデント・シフティング・ロッド)トランスミッションに、5種類の走行モードとフルタイム4WD を備え、プッシュロッド・サスペンションと水平に配置されたスプリングとショックアブソーバーを搭載したレーシングシャシーが特徴です。そして、ヴェネーノの最大の強みは、エクステリアを含めたすべてのシャシーにおいて、CFRP モノコック構造が採用されている点です。これは、アウトモビリ・ランボルギーニがカーボンファイバー素材の開発・製作を通じて培った極めて特殊な技術であり、その内部においても、フォージドコンポジット(Forged COMPOSITE)、カーボンスキン(CarbonSkin)など、ランボルギーニの革新的な特許素材が随所に使用されています。

Lamborghini Veneno

 ヴェネーノとは、ランボルギーニ・ブランドの伝統に基づき、伝説的な闘牛の名前に由来しています。この闘牛は、史上最も強く、そして最も攻撃的な闘牛のうちの一頭で、闘牛の歴史を通じて最も俊足な一頭としても有名です。1914 年、スペインのアンダルシアにあるサンルーカル・デ・バラメーダ闘技場で行われた闘牛で、闘牛士ホセ·サンチェス·ロドリゲスがこの闘牛に突かれて死亡したことによってヴェネーノの名前は知られるようになりました。

Lamborghini Veneno

 ヴェネーノは、公道においてもレーシング・プロトタイプの空力学的効率を実現しています。ひときわ優れた力学、最小限のドラッグで実現する最適なダウンフォース、高性能エンジンの完全冷却など、全てのディテールに至るまで明確な機能を追求しています。その上、ヴェネーノが紛れもないランボルギーニ車である所以は、サンタアガタ・ボロネーゼで生産されるランボルギーニのスーパー・スポーツカーのデザイン哲学に忠実であることにあります。並外れたプロポーションと力強い矢印型のフロントエンド、そして非常にシャープなラインと精密なエクステリアの相互作用が挙げられます。

Lamborghini Veneno

 ヴェネーノのフロントエンドは、その全体が、完璧なエアフローとダウンフォースを目的として設計されています。フロントエンドは空力学的ウイングの機能を果たし、大きなチャンネルガイドがフロントフードとフロントガラスの前のエアアウトレット、および前輪に空気を導きます。ランボルギーニの特徴は、フェンダーとシザードアに伸びた角張ったY字型のヘッドランプであると言えます。車体から独立したフェンダー部分は、スポーツ・プロトタイプの基準をベースとし、同時に、空力学的な流れを最適化する構造になっています。そのため、ヴェネーノのサイドラインは、前後の巨大なサイドシルと力強いホイールアーチによって支配されています。
ここでも、高度な空力学が大きな開口への空気流を完璧なものにし、エンジンの冷却と吸気を助力しています。

Lamborghini Veneno

 フロントエンドと同様に、リアも空力学の最適化とハイスピードでのコーナリングの安定化が施されています。スプリッターで分割された4 本の大きな排気エンドパイプと堅固なディフューザーとの一体化によって、アンダーボディーへの空気の流れをスムーズにし、ダウンフォースを増加しています。リアで唯一ナンバープレートのために密閉されたエリアを除き、大きな開口部はエンジンルームを換気する働きをし、リアウイングへと空気の流れを誘導します。また、ブレーキ灯、表示灯、フォグランプを含むリアライトにおいても、Y字型のテーマが採用されています。エンジンカバーには楔型の開口が6 個あり、ここでも、エンジンから最も効果的に放熱することに重点が置かれています。

Lamborghini Veneno

 エンジンカバーは中央の巨大な“シャーク・フィン”と一体化されています。これにより、高いヨー角にダウンフォースが強まり、ブレーキングとリアエンドの安定性を高めるとともに、ハイスピードでのコーナリングのパフォーマンスを高めます。

 可動式のリアウイングのデザインは、モータースポーツでの経験値の産物であり、リアディフューザーによる空気の流れとの相乗効果で、リアウイングのベストパフォーマンスを約束する幅広い空力シュミレーションの賜物です。

 独自の合金ホイールは、フロントが20 インチ、リアが21 インチで、センターロック式です。こうしたデザインも空力学的な機能性により採用され、ホイールリム周辺のカーボンファイバーリングは、カーボンセラミックのブレーキディスクを冷却するために追加の空気を供給する、言わばタービンのような働きをしています。

Lamborghini Veneno

 ヴェネーノは、全く新しいグレーのメタリック・カラーに塗装され、個々のパーツが、カーボンファイバーによって黒く輝いて見えます。ジュネーブで展示される車には、アクセントとしてイタリア国旗の全3色が施されており、ランボルギーニの管理下に置かれる予定です。顧客に販売された3台は、それぞれイタリア国旗の緑・白・赤のうち単一色のアクセントが施されており、3 台で3部作を構成しながらも、それぞれが独自の1台であることを表しています。

Lamborghini Veneno

 ヴェネーノは、CFRP を基にした軽量デザインにおけるアウトモビリ・ランボルギーニの優位性を、これまで以上に証明しています。カーボンファイバー強化ポリマーで製造されたモノコックがヴェネーノの基盤を形成し、新しいデザインに適合させながらも、フロントとリアのアルミサブフレームを含め、大部分がアヴェンタドールのモノコックに似た構造となっています。また、すべてのエクステリアパーツはCFRP により作られています。ヴェネーノは、安全性および諸々の登録用件の世界基準を満たしており、エアバッグからESP ハンドリングシステムまで、安全システムに関する装備を完全に組み込んでいます。

Lamborghini Veneno

 カーボンファイバーは、ヴェネーノのインテリアにおいてもほとんどを占めています。カーボンファイバーのモノコックは、センタートンネルとサイドシルに見ることができます。2つの軽量バケットシートは、ランボルギーニの特許素材であるフォージドコンポジット(ForgedCOMPOSITE)によって作られています。また、コックピット全体、シートの一部分、およびルーフライニングの部分は、織物素材のカーボンファイバー(CarbonSkin)が使われています。 この独自の素材は、繊維構造を安定させながら素材の柔軟性を維持する、非常に特殊な樹脂に浸されています。カーボンファイバー製のマットは非常にスタイリッシュで、ハイテクファブリックのように、どのような形状にも完璧にフィットし、なおかつ軽量化に貢献しています。

Lamborghini Veneno

 レーシングの性格はインストルメントパネルにも引き継がれています。こちらは完全にリデザインされ、よりアグレッシブなグラフィックと、Gメーターのようなさらなる機能を導入したことによって、車をコントロールするために必要なすべての情報をドライバーに提供します。

 ヴェネーノのシステマティックなカーボンファイバーの軽量化デザインは、見た目だけでなく、車体の重さにおいても明らかです。乾燥重量はわずか1450kgで、これは既に極めて無駄がそぎ落とされたアヴェンタドールと比べても、125kg軽いことになります。1.93 kg/hp(4,25 lbs/hp)という非常に有益なパワーウェイトレシオを誇り、想像をはるかに超えるパフォーマンスを 約束します。これは2.8 秒という驚くほどの加速力をもってしても十分に表現できないほどです。力強いダウンフォースを可能にした空力セッティングにも関わらず、ヴェネーノの空気抵抗は並外れて低く、それが355km/h (221mph)のトップスピードを出すことを可能にします。

Lamborghini Veneno

 排気量6.5 リッターの12 気筒は、絶対的な興奮を呼び起こす高回転と、驚異的な牽引力による、ゾクゾクするような素晴らしいコンビネーションとなっています。その出力は、拡大された吸気管、最適化された熱力学、わずかな高回転化rpm、大幅に低減された背圧の排気システムによって促進され、552kW/750hpに至っています。ISRマニュアルギヤボックス、フルタイム4WD、およびプッシュロッド・サスペンションのすべてが、ヴェネーノに合わせて綿密に調整されています。

Lamborghini Veneno

 ヴェネーノは、ジュネーブ モーターショー 2013にて初公開されます。このショーで展示される車両はランボルギーニのテスト車両で、ナンバー0となります。このテスト車両の今後はまだ検討中ですが、公道とサーキットの両方で、ランボルギーニのテストと革新のため貢献するでしょう。ヴェネーノの3部作は、2013年中に生産され、未来のオーナーに引き渡される予定です。

Lamborghini Veneno

 リアまわりのデザインがすごくASUSのハイエンドグラボっぽいテイストで、きっとみなさんのハートを鷲掴みでしょう。今後、ランボルギーニがどうなっていくのか、ちょっと不安になるほどです。

Lamborghini Veneno

『ランボルギーニ・ヴェネーノ』
本体価格 300万ユーロ(税抜き)

お問い合わせ先
ランボルギーニ カスタマーセンター
電話番号:0120-988-889
アウトモビリ・ランボルギーニ(関連サイト)

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう