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セブン銀行公式が掲載したスキミング機材(実物)にぶったまげた【更新】

2013年03月05日 13時30分更新

 初めて行った怪しげなお店で…あるいは海外旅行中に…など、身に覚えのない請求が来るなどであらゆる金融機関が注意喚起しているカードのスキミング被害。
 何が起こるかは知識として知っていても、どういう機材が使われてるのかは知らなかったんじゃないでしょうか。

 このほど、セブン銀行が公式ページ上に掲載した“スキミング被害防止のためにATM利用時にはご注意ください”という注意文には、なんと実際にセブン銀行のATMに設置され悪用されたとおぼしき、スキミングデバイスが具体例として掲載されてます。

スキミング被害実例

 驚くのはその完成度。カードスキャナーは、ATMから型どりしたとしか思えない、純正のようなフィット感。さらに手元で入力した暗証番号を読み取るようなカメラも、それとわかりにくい黒い箱として設置されています。

スキミング被害実例

拡大してみました。うーん。完全にフィット。色みまであわせてありますね。

スキミング被害実例

こちらはカメラ側。装着場所から推察して、暗証番号を撮影するために使うのでしょうか。こっちはまだ「ちょっと怪しいかも」って雰囲気はなくはないですが、「まさか?」とまでは思わないかも。

 見れば見るほど、自分で目撃したとしても一撃で気づく自信はないですね。もちろん、この記事(注意喚起)を読んだ今となっては「怪しい!」と思えるわけですが。
 見れば見るほど精巧であり、スキミング犯罪が組織的に高度化されたものなんだということがよくわかります。

【3/7 10:00追記】
セブン銀行公式ページに写真の高解像度版と、前後比較画像が追加されていました。リンク先でも読めますが、ここにも掲載しておきますので拡大画像で確認してみてください。パススルー型ともいえそうな、この埋め込み型偽カードリーダー。高解像度版で見ても非常に精巧です。

スキミング被害実例

●関連リンク
重要なお知らせ スキミング被害防止のためにATM利用時はご注意ください
セブン銀行公式ページ

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