最近よくPC購入の相談を持ちかけられるのですが、みんなだいたい予算を聞くと8万円ぐらいなんですよね。8万円以下で選ぶとなると、ウルトラブックでもHDDタイプならごろごろある昨今ですが、自作PCならその半額となるわずか4万円で、ちっちゃ~いSSDの高速起動PCが組めます。
そう、低価格かつ手のひらサイズのインテル製超小型ベアボーン『NUC』を使えば。
NUC DCCP847DYE |
実売価格2万円前後 |
NUC DCP847SKE |
実売価格1万7000円前後 |
どちらもノートPC用CPUであるCeleron 847(1.1GHz)を搭載し、あとはメモリーとストレージをつけてOSをインストールすればPCが完成する製品です。前者ならケースまで付属。価格差3000円ならケース付きがお得かも。
さて、ではメモリーやストレージはなにを選べばいいのか?メモリーはこれまたノートPC用のDDR3対応SO-DIMM。ストレージはSATAポートの代わりにmSATAポートがあるので、それに対応した小さいSSDを組み込みます。以下、超簡単な組み込み手順です。
まずはケースを開ける |
SO-DIMMをイン! |
mSATA SSDをイン! |
ケースはネジを4つ回して御開帳。メモリーをパチッとはめた後、mSATA SSDをサクッと挿せば組み込み終了です。超絶簡単なので、お子様の夏休みの工作とかにもぴったりと思うのですが、お父様方いかがでしょう?ちなみに予算は以下のパーツで構成すれば、4万円以下で作れます。
ベアボーン:インテル『NUC DCCP847DYE』2万円
メモリー:CFD販売『W3N1600Q-2G』(2GB×2)3000円
mSATA SSD:Crucial『CT064M4SSD3』(64GB)6500円
OS:WIndows8 DSP版(64ビット)9000円
コアi3モデルもある |
性能は正直あまりよろしくありません。コアi3を搭載した上位モデル(上の写真の赤いのと黒いの)では余裕なフルHDのAVCHD動画再生も、セレロンではコマ落ちしたりします。でも、ウェブブラウジング程度しかしないサブPCとして割り切ればノープロブレム。サーバーとして活用することもできます。そのあたりは週刊アスキー増刊号『超速SSDパソコン自作』で詳しくやっているので、興味のある方はそちらをご参照くださいませ。
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