ドコモがiPhoneアプリ？『ショッぷらっと』実験サービス開始

2013年02月20日 14時46分更新

　NTTドコモは、スマホ端末を利用して、来店客に対してセール情報やクーポン提供が行なえる『ショッぷらっと』サービスを発表。2月20日よりトライアルサービスを実施する。サービスに参加するのは、東急百貨店本店やタワーレコード、和民など都内170店舗。順次拡大予定で、3月末には都内300店舗を予定している。

『ショッぷらっと』はいわゆる『Ｏ２Ｏ（オーツーオー、オンライン・ツー・オフライン）』として都内では初めてサービス提供となる。専用アプリはアンドロイド版とiPhone版の2種類を用意（iPhoneアプリは後日提供予定）、ドコモ以外のキャリア端末でも利用可能だ。

　店舗に入店すると、店内に設置してある音波装置をアプリが検知しチェックインポイントが付与される。貯まったポイントで好きな特典と交換できるしくみだ。店舗側は、年代や性別など客層に応じてタイムセール情報やクーポンプレゼントサービスなどを配信できる。

　従来のおサイフケータイやNFCとは違い、商品を買わずに入店しただけでもポイントが得られるのが特徴。人には聞こえない周波数で音波を発信しており、認識範囲は10メートル前後と店内だけで検知するようになっている。店舗の音声コードを読み取ってサーバー上で認証、アプリにポイントが付与されるというシステムだ。

　NTTドコモでは「ドコモユーザー向けということではなく、キャリアフリーサービスとして取り組む」としており、ドコモID登録さえすればiPhoneでもAndroid端末でもサービス利用できるようにしたいと説明した。