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長時間駆動の合体式ウィンドウズ8タブ『ICONIA W510D』

2013年01月17日 12時30分更新

ICONIA W510D
●日本エイサー(関連サイト
●実売価格 7万円前後

ICONIA W510D

■キーボードだけでなくスタンドにもなるドック

ICONIA W510D

↑キーボード側のヒンジを最大まで回転させるとスタンド状態になる。接続部はややぐらつくものの、タッチ操作に影響はなく同構造の他製品と同じつくり。

■高輝度のIPS液晶を搭載

ICONIA W510D

↑一般的なウルトラブックなどと比べて輝度が高く、屋外での視認性が高い。

■本体のみなら約570グラム

ICONIA W510D
ICONIA W510D

↑実測で566グラムと非常に軽量だが、キーボード合体時は約1.2キロとやや重め。

最大13時間以上の
超長時間バッテリー駆動

 CPUに『Atom Z2760』を採用する、ウィンドウズ8タブレット。標準でキーボードが付属しノートPCのように使うこともできるが、インターフェースがほとんどタブレット側にあることから、主にタブレットとして使用することを意識した製品といえる。
 最大の特徴は、本体とキーボード側のそれぞれにバッテリーを搭載すること。フルHDのH・264動画の連続再生時間を測定してみたところ、本体のみでも約8時間20分とAtom機ならではのバッテリーもちの良さを実現している。さらにキーボードと合体すると13時間20分と長く、1日充電せずに使い倒せるのがうれしい。
 隠れた特徴が、ディスプレー品質の高さ。解像度は1366×768ドットとウィンドウズタブレットとしては標準的だが、IPS液晶パネルなので広視野角。特にコントラストが高く、輝度が最高350カンデラ※と明るい。最新のウルトラブックなどでも300カンデラ前後、ビジネス向けノートPCでは200から250カンデラといった仕様の製品が多いなか、明るい本機の画面は非常に見栄えが良い。

基本性能も高く
コストパフォーマンスも優秀


 基本性能はタブレットとしては高めだ。ブラウザー描画性能は、Tegra3搭載でウィンドウズRT機の『LaVie Y』の約1.2倍と優位に立つ。ただし、『CINEBENCH』でのCPU性能は、コアi5搭載ウルトラブックの2・42スコアーと比べると、0・56スコアーなので数値は低め。とはいえ、ウィンドウズの基本操作などでは、ひっかかりを感じることもなく、YouTubeの1080p動画も難なく再生できた。ファンレス設計のため、高負荷時は右手の人差し指付近の場所が温かくなるものの、十分持って使えるレベルだ。
 本機はソフトケースまで付属しつつ、実売は7万円前後と安価。長時間屋外で作業をするヘビーモバイラーなどにオススメしたい。

※カンデラ=cd/m2

SPEC
CPU Atom Z2760(1.5GHz)
液晶ディスプレー 10.1インチタッチパネル、IPS(1366×768ドット)
メモリー 2GB
SSD 64GB
通信機能 802.11a/b/g/n、Bluetooth4.0
インターフェース マイクロUSB2.0、マイクロHDMI、マイクロSDカードスロット、USB2.0(キーボードドック)ほか
公称バッテリー駆動時間 約9時間(本体のみ)、約18時間(キーボードドック装着時)
OS Windows8(32ビット)
サイズ/重量 258.5(W)×167.5(D)×8.8(H)mm/約580g(本体のみ)、258.5(W)×186.5(D)×9.9(H)mm/約680g(キーボードのみ)

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