ファーウェイの6.1インチスマホなどを山根博士が詳説:CES20123
2013年01月09日 22時00分更新
ファーウェイは、今回発表した『Ascend D2』、『Ascend Mate』に加え、同社初のWindows Phone 8スマートフォン『Ascend W1』や、北米市場で展開中の最新製品の展示を行なっていた。
ファーウェイブース |
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■大型6.1インチ画面の『Ascend Mate』
ブース内で最も目立っていたのは、スマートフォンとしては最も大きい画面サイズの『Ascend Mate』である。85ミリを超える本体幅はさすがに片手で保持するとやや大きいかもしれない。だが本体形状はフラットではなく背面が軽く湾曲しているため手にフィットする感じだ。また重量も200グラムを切っており、サイズから受ける重量感はむしろじゃっかん軽い印象でもある。なおサイズに関しては来場していたアメリカ人客から「大きいが、でも悪くない」と言う声がよく聞かれていた。
CPUもクアッドコアのため、この画面サイズでもキビキビと動作する。ソフトキーボードも右利き、左利き用に左右にシフトして片手で操作できるサイズのものも選択できる。キーボード横の余白部分をタップするだけで左右へ移動し、とっさに片手で文字入力したいときにいちいち設定変更を行なわなくてもよいのは使いやすい。さらには画面最下部に表示されるソフトキーもワンタッチで表示オンオフできる。カメラ利用時もこのディスプレーは大画面ファインダーとして利用できるため、被写体の細かい部分まで見ることができる。最初は6.1インチのサイズに圧倒されるが、使ってみるとこの大きさでも十分スマートフォンとして利用できそうである。
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↑6.1インチ画面の『Ascend Mate』。 |
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↑5.5インチの『GALAXY Note II』よりもさらに大きい。 |
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↑片手で保持するにはやや大きい印象。 |
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↑背面側は湾曲しており、手にフィットする。 |
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↑ソフトキーボードは左右にシフトし、サイズも選べる。 |
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↑本体下部のソフトキーもオンオフでき、画面をより広く利用可能。 |
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↑こちらはブラックモデル。側面のボタン類も出っ張りが少なく持ちやすい。 |
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↑8メガピクセルのカメラ。被写体の細かい部分まで見ることが可能。 |
■クアッドコア、5インチFHD画面の『Ascend D2』
一方『Ascend D2』は“速度”と“画面の美しさ”をアピールした製品である。6インチ超えの『Ascend Mate』を見たあとではサイズが小さく感じるが、こちらはのディスプレーは5インチ。1920x1080ドットのFHD画面は高精細な表示が可能で、ウェブページの細かい文字や動画の細部表示も得意としている。13メガピクセルのカメラで撮影した高画質な写真表示も綺麗だ。さらには5.1チャンネルのドルビーサウンドも搭載。音楽再生時は迫力あるサウンドを奏でてくれた。
ベンチマークは高い数値をはじき出しており、サクサクと動く。なお本体のデザインは『Ascend Mate』同様に背面が湾曲しているだけではなく、側面も背面側にかけてじゃっかんテーパーがかかっており、5インチサイズをより小さく感じさせる工夫も施されている。防水機能も備えており、日本での発売をぜひ期待したい製品だろう。
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↑5インチのクアッドコアモデル『Ascend D2』。 |
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↑FHDの解像度に加え、ドルビーサウンドも搭載。 |
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↑側面にもテーパーがかかっており、持ってみると見た目よりも細さを感じる。 |
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↑13メガのカメラは専用の体験コーナーも。画質は高いという印象。 |
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↑動画の再生能力も高いので、LTE対応版が欲しいところ。 |
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↑ベンチマークスコアも高い値を記録。 |
■初のWindows Phone 8スマートフォン『Ascend W1』
ブルーやレッドのボディーカラーが従来のスマートフォンとは異なる印象の『Ascend W1』は、ファーウェイ初のWindows Phone 8スマートフォン。画面サイズは4インチで、本体の大きさもコンパクトに感じられる。そして樹脂製の明かるい色合いもあってか持ってみるとかなり軽い印象である。背面の電池カバーははずすことが可能で、バッテリーの交換も自在。ボタン類は上部に電源、左にボリューム、右にカメラと最小限なものだけ配置し、すっきりしている。
またほかにホワイトとブラックのカラーバリエーションもある。他社のWindows Phone 8が原色系を使ったカラフルなボディーが多いなか、この色合いは同OS採用端末としては斬新なイメージだ。またブルー、レッドのモデルと比較して高級な雰囲気でもある。説明員によるとカラーはキャリアなどの要望により今後増やす予定もあるとのことで、実際にヨーロッパ向けにはほかの色も現在検討されているという。展示品のプリインストール言語も英語、ロシア語、中国語だけだったが、こちらも販売国によってカスタマイズは可能。日本での販売については不明とのことだったが、日本語の搭載はもちろん対応できるとのことであった。
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↑ファーウェイ初のWindows Phone 8端末の『Ascend W1』。 |
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↑ブルー、レッドのボディーはとても明かるい印象。 |
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↑バッテリーは交換可能。 |
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↑本体上部には電源ボタンを配置。 |
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↑左側面はボリュームボタン、右はカメラボタンのみ。 |
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↑カラフルな本体色は他社のWindows Phone 8を強く意識したのか。 |
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↑ブラック、ホワイトモデルはがらっとイメージが異なる。 |
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↑落ち着いた色彩は高級さも感じられるところだ。 |
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