話題のレクサスの自動運転カーはコレだ!:CES2013
2013年01月08日 21時16分更新
トヨタが自動で動くクルマの試作機をつくった!? CES2013のレクサスカンファレンスにて発表された車両は、『レクサス LS600h』を改造したもの。自動運転といえばGoogleが実際にテストし、北米の一部地域では公道走行が(法律上は)許可されてもいるそうだが、公開された実機は、まったく個別に開発を進めたもの。まさに「プロトタイプ」といった感じの、見た目に異様な風貌だ。
特殊なセンサーは
・360度 レーザートラッキングジャイロスコープ
・A-GPS
・前方レーダー
・高解像度カラーカメラ
といったもの。
これらに加えて、ロール/ピッチ/ヨー、ステアリングやアクセル、ブレーキといった各種操作もセンサーで感知している。
トヨタによれば、このシステムが目指すのは、道路上の物体の動きを認識し、信号機が赤から緑に変わるのを知覚し、自車のあらゆる動きをとらえて、プログラムされた目標地点に到着すること。つまり、ナビゲーションの経路案内をなぞって進むだけではなく、不測の事態にも的確に対処するパーフェクトな自動運転、ということだ。
↑カンファレンスで登壇したのは、米トヨタ販売副社長でジェネラルマネージャーのマーク・テンプリン氏。 |
会見では実動するところは見られなかったが、ミリ波レーダーによる衝突回避や、居眠りの防止や、不用意なレーンチェンジを認識して振動などでドライバーに異常を伝える、といったような取り組みは、徐々に、そして既に我々のクルマ生活の中に入って来ている。
その意味では、この自動運転技術は一足飛びに特殊な機能として現れるのではなく、人がクルマでより安全に移動するためのものという点で、今ある技術の延長線上に存在する、クルマの未来の姿なのかもしれない。
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